第一章キャラ設定資料 シモン、レイ その他
シモン・サイネル
16歳 172㎝ 64㎏
誕生日は5月9日で、誕生花はスイセン。花言葉は復讐、約束など。
燃えるような赤髪に、全てを憎むような憤怒に駆られた赤い瞳。
騎士団の中でも特殊な部隊──魔獣専門の部隊に所属しているため、休みはほとんどないと言っても過言ではない。休日があろうと駆り出されることも多々あるので鎧を纏って王城に籠って剣の鍛錬をしている。
その腕はガイウスをして、いずれ抜かされるだろうとのこと。
顔は悪くはないのだが、お洒落などを気にしないタイプでありあまり人気はない。ただ王都の裏ではシモンを崇拝する者達(いわゆるモテない男性たち)などもいる。
サイネルという家名は以前まで王に仕えていた貴族の家名であり、シモンはその一族の子息。
だが、9年前程にサイネル家は魔獣の襲撃によって壊滅状態になり、生き残ったのはシモンだけだった。
その際、ガイウスに救われ部下に配属されるが全ての感情を捨てとある存在に復讐を完遂するための人生を歩み始めた。
シモンの『オラリオン』は既に開花しており、自身の身体能力を跳ね上げる力。根底にある想いが途切れないので、ほぼ常時使用可能。
どこまで身体能力が上がるのかと言えば、王都に配置されている四つの塔の頂点まで一気に跳躍出来るぐらい。
剣術をガイウスに習っているが、シモン自体は独自の剣術を使っている。また才能自体は非常に稀有であり、敵の剣術を即座に見抜き対応させるという離れ業もやってのける。
レイ
16歳 157㎝ 45㎏
誕生日は9月17日。誕生花はエリカで花言葉は孤独。
青髪で青色の瞳。
どこで生まれたのか、誰が親なのか、自分としてもマーリンに出会うまでの事は全く覚えていない。
基本的な服装は王国より配給された悪趣味な服。露出と装飾が多く、あまり魔法士達にいいとは思われていない。
休日の過ごし方は外出しない場合は王城に籠っていること。
レイには『オラリオン』が具現しておらず、今までなしで戦ってきた。
また大魔法を何度も撃つことすら出来、尚且つ無尽蔵とも呼べる魔力を併せ持つ。呪いもなぜか効かない。
また、全ての事情を知っていると思われているマーリンは『オラリオン』を発動することはあり得ないと零しており、マーリン曰く『空虚な器には意志など宿らない。だからこそ、誰かが意志を流し込むしか方法はない』らしい。
シモンのストッパー役として活躍しており、突っ走ることが多いシモンを度々諫めている。とはいえ、初任務の時は大喧嘩をして地形を変えたほど。
『オラリオン』について
人間にしか宿らないとされている力。魔法とは違い、全員が等しく扱うことが出来る可能性のあるもの。
ただ発言するには強い願いが必要であり、力の内容は本人の願いに依存する。
また魔法などのように魔力を使うことはないため、実質想いの丈が続く限り使用は可能。
そもそも『オラリオン』については最古から続く能力などではなく、3000年前に突如として登場した能力である。
3000年前の歴史を示すとも呼べる『龍神』、『剣神』、『魔神』の物語には登場しないためそう判断された。
この世界においては度々意志の力が具現化されたりと、意志が特別な何かを持っていることが推測されており、この力がこの世界を保っているとも称されている。




