第二章キャラ設定資料 ミル、その他
ミル・フェルート
16歳 158㎝ 45㎏
誕生日は1月1日。誕生花は梅、花言葉は忠実、気品。
肩まで伸ばした金髪に、碧眼。服装はシルヴィア家に常備されているメイド服──当人は、メイド服ではないと思っている──を着ている。イリアル王国、というか世界全体で黒が禁止されているため、従来のメイド服のように黒を基調としているわけではなく、白をベースとしている。
使う武器は基本的に裏で出回っている魔力を弾として発射する銃だが、ナイフを使うときもある。というか、ナイフを使った方が強い。
剣術は独流であり、親に教わった人の刺客に潜り込む技を習得している。絵が得意であり、シルヴィアの顔を脳内にインプットし、仕事終了後に描いている。シュウが来てからはその効率は段違いに上がった。
シルヴィアに対して、全面的な信頼を寄せており、シルヴィアに出来ない事はないとすら思っている(ただし、料理以外)
シュウに対して辛辣な態度を取るが、あくまで辛辣な態度を取り続けるのはシュウにだけで他の者たちには真摯に対応する……わけではない。意地悪さが滲み出るのは、全てが終わった後に自らの性格をバラすところで、ミルの姿に完璧なメイド像を重ねている人物を奈落に突き落とすのが最近の趣味。
料理の腕は中々なものの、シュウには及ばない。そのことが悔しくて、夜な夜な上げようと努力しているが、未だシュウには勝てない。
シルヴィア家の仕事をほぼ一人で負担できるほどの容量の良さを併せ持っている。
家族構成は兄一人のみ。作中では既に出ている。親は既にいない。
作中で登場した物語について
作中で伝えられている物語で有名なのは『龍神』、『剣神』、『魔神』の三つの冒険譚だ。
架空の物語ではあるとされているが、3000年前との類似点が多く3000年前かそれ以前に書かれたものではないかと推測されている。
三つの冒険譚はそれぞれ独自した物語であり、共通点はないものの、物語の最期が共通して東の果てにある島を目指すところで終わる。ただし、辿り着いた描写がないため東の果ては今現在架空の島とされている。
他に有名なのはダンテらが活躍した魔族との大規模戦争を描いた物語などが存在している。
また、未確定ではあるがイリアル王国の遺跡から『黒き英雄』と題された書物が見つかったとのうわさもある。
宗教国家アルベスタ教国
イリアル王国の北端に隣接する宗教国家。100年前に起こった宗教反乱により、イリアル王国から独立。
慈愛の女神を崇め、街の各所に慈愛の女神の銅像がある。
アルベスタ教国における最高責任者は最高司祭。とはいえ、最高司祭の血族に優先的な継承権があるわけではなく、最高司祭を決める大会で優勝しなければ最高司祭にはなれない。
また、アルベスタ教国には『幽閉姫』と言う少女がおり、黒髪で生まれてしまったがゆえに生まれてから牢獄に入れられている。
イリアル王国との国交は断絶状態だっだが、ダリウスによって和解し、今では魔族戦線をイリアル王国、サジタハの三国で作り上げている。
未確定情報でしかないが、アルベスタ教国は3000年前の失われた魔法をいくつか所持しているとのうわさが立っている。




