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プロローグ

 むかしむかし、といっても、昨日の昨日のそのまた昨日くらいむかしのお話しです。あるところに、「泣きむしカズ君」と呼ばれている小さな男の子がいました。

 その男の子は本当の名前を「カズヤ君」というのですが、その子をそう呼んでくれる大人はあまりいません。普段は「カズ君」と呼ばれている元気な男の子なんですが、なぜか、お昼寝の時間になるとぐずぐず泣いてお母さんやおばあちゃん、そして、お父さんを困らせるんです。そのため、お父さんが付けたあだ名が「泣きむしカズ君」と言うすこぉしばかり失礼なものなんです。

 とはいっても、カズ君はまだ2歳。次のお誕生がきたら3歳になる小さな男の子。お昼寝したくなく、遊んでいたいんです。そこを大人たちがよってたかって寝かしつけようとするんです。ちょっとばかり泣いて困らせたっていいってもんでしょう? 少なくたって、カズ君はそう思っているんです。でも。カズ君がどんなにぐずぐず泣いて「お昼寝したくないよー」とがんばっても、結局、まだまだ赤ちゃんに毛が生えたていど。なので、がんばっておきていようとしても、結局、小さな男の子ですから、眠ってしまうのですけれどね。


 このおはなしは、そんな小さな男の子が体験したものすごい冒険のおはなしです。

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