表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

10

 私たち四人の中で一番初めに自己紹介するのは紗織ちゃんだ。

 紗織ちゃんはゆっくりと皆の前に立ち、緊張した様子で自己紹介を始めた。


「あ、あさぎあおりです。え、えっと、すきなたべものはけーきです・・・」


 最後の方小っちゃい声になってしまったがきちんと終えることが出来た紗織ちゃんはほっとした様子で自分の席に戻っていった。

 間の子を省略し、次は私だ。


 めんどうだからささっと終わらせよう。


「ひすいりんねです。すきなたべものはりんごです。これからよろしくおねがいします」


 そういってお辞儀をしてそのまま自分の席に戻った。先生は少々驚いた顔しているが気にしない。


 ちなみに梨も同じくらいに好きだ。


 私の次は怜。まだ、私たち以外には慣れていないようでビクビクしながら自己紹介を始める。


「・・・ひすいりょうです。・・・すきなたべものははんばーぐです。・・・・・・よろしくおねがいします?」


 弟よ、なぜ最後が疑問形なのだ・・・。


 そんなことを思いつつ、怜と視線が合ったので、とりあえず笑っておく。すると、怜は嬉しかったらしく満面の笑みを浮かべた。


 あ、女子組がやられた。私と紗織ちゃんを覗いて。というか、先生までノックアウトされておりますけど・・・怜、すごいなぁ。


 「びゃくぐんじんだ!すきなたべものはかれー!よろしくな!」


 じん君が自己紹介を始めてらした。考えることに入り込んでしまったせいで気付かなかったよ。すまん、じん君。

 それにしても、じん君は元気だなぁ。ああゆうタイプはクラスのリーダ的な存在になるのがお約束だから、きっと彼もそうなるでしょう。





 まあ、そんなこんなで、少々のトラブルが起こりながら、自己紹介は平和に終わり、今日は解散となった。

 私と怜はじん君と紗織ちゃんと別れ、母を教室で待った。

 といっても、二人と別れてから五分くらいしか待っていないが。


「二人とも、待った?迎えに来たわよ。帰りましょう」


「「はーい」」


「その前に、先生にあいさつしましょうねー。さようならって言ってきなさい」


 三人で先生の前まで行き、あいさつをする。


「「せんせいさようなら」」


「はい、さようなら。気を付けて帰ってね」


 明美先生はにっこり笑って返事をしてくれた。


「それじゃあ、車に行くわよ。先生、これからこの子たちをお願いします」


「はい」


 母に促され、私たちは車に向かった。車にいる間は二人で母に今日あったことを話、母は楽しそうに聞いてくれた。


 とりあえず、お腹減った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ