表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2014年)  作者: 篠木雪平
2014年1月
9/365

【揺花草子。】<その713:下げて上げる。>

 【揺花草子。】<その713:下げて上げる。>


 Bさん「ドジっ子になりたい。」


 Aさん「いやー・・・また随分と無茶を言ってくれるねぇ・・・。」

 Bさん「無茶かなぁ?」

 Aさん「無茶って言うか、無理って言うか?

     ドジっ子って、なろうと思ってなれるものじゃないでしょ?

     ドジっ子はドジだからドジっ子なのであってね。後付けでなるもんじゃないからね。

     よしんばドジっ子っぽく振る舞ったところでそれは

     『私けっこう天然なんですぅ〜』と同じレベルだよ?」

 Bさん「あぁ〜・・・それはちょっと、イラッと来るねぇ。」

 Aさん「でしょ?

     なのでその野望は早々に諦めて下さい。」

 Bさん「いやーでもドジっ子属性はちょっと捨てがたいなぁ。

     守りたくなる系女子の条件上位じゃん?」

 Aさん「だからきみはそう言う打算系女子として充分上位だからね?

     安定のあざとさ重視だから。」

 Bさん「そうかぁ・・・。

     ぼくはドジっ子にはなれないかぁ・・・。」

 Aさん「うん。なれないね。」


 Bさん「ぼくってやっぱりしっかり者だしね・・・。」

 Aさん「うん・・・うん・・・!?

     あれ!? もしかしてこの一連の会話の流れって

     自分を持ち上げるためだったりする!!?」


 あざとさに磨きがかかる。


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/01/09.html

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ