【揺花草子。】<その713:下げて上げる。>
【揺花草子。】<その713:下げて上げる。>
Bさん「ドジっ子になりたい。」
Aさん「いやー・・・また随分と無茶を言ってくれるねぇ・・・。」
Bさん「無茶かなぁ?」
Aさん「無茶って言うか、無理って言うか?
ドジっ子って、なろうと思ってなれるものじゃないでしょ?
ドジっ子はドジだからドジっ子なのであってね。後付けでなるもんじゃないからね。
よしんばドジっ子っぽく振る舞ったところでそれは
『私けっこう天然なんですぅ〜』と同じレベルだよ?」
Bさん「あぁ〜・・・それはちょっと、イラッと来るねぇ。」
Aさん「でしょ?
なのでその野望は早々に諦めて下さい。」
Bさん「いやーでもドジっ子属性はちょっと捨てがたいなぁ。
守りたくなる系女子の条件上位じゃん?」
Aさん「だからきみはそう言う打算系女子として充分上位だからね?
安定のあざとさ重視だから。」
Bさん「そうかぁ・・・。
ぼくはドジっ子にはなれないかぁ・・・。」
Aさん「うん。なれないね。」
Bさん「ぼくってやっぱりしっかり者だしね・・・。」
Aさん「うん・・・うん・・・!?
あれ!? もしかしてこの一連の会話の流れって
自分を持ち上げるためだったりする!!?」
あざとさに磨きがかかる。
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