【揺花草子。】<その709:創作の世界のおハナシなので。>
【揺花草子。】<その709:創作の世界のおハナシなので。>
Bさん「シクラメンには言うほど香りは無いらしいよね。」
Aさん「あぁ・・・うん、そうみたいだね。」
Bさん「疲れを知らない子供のように追い越して行く時を経て
品種改良によって香りの強いシクラメンも最近はあるらしいけどね。」
Aさん「そう言うのさらっと混ぜてくるあたりがきみの腹立たしいところだよね。」
Bさん「同じように、赤いスイートピーもないらしい。」
Aさん「うん、そうだね。
スイートピーと言えば紫とかピンクのイメージだもんね。」
Bさん「でもこれも、なんと15年もの苦労を重ねて、赤い花をつけるスイートピーが
開発されたそうです。」
Aさん「うーん。」
Bさん「でもまぁ、結局のところ、詩作の世界は往々にして
フィクションが含まれていると言うことです。」
Aさん「うん・・・まぁ・・・。」
Bさん「そう言う観点から行けばさ。」
Aさん「ん?」
Bさん「渚のバルコニーとか白いパラソルも
実際には存在しないよね。」
Aさん「イヤッ!!? それはどうだろう!!?」
でも小麦色のマーメイドはいないかも知れない。
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