【揺花草子。】<その749:ドキュメント2.14 #1>
【揺花草子。】<その749:ドキュメント2.14 #1>
ガチャッ
Bさん「おはようございま〜す。
今朝も寒いですね〜!」
中の人「やあ、おはようブリジット。」
Aさん「お・おはよう・・・」
Bさん「あれ〜!? 阿部さんだ!
こんなに早く来てるの初めてじゃない!?
どうしたの? もしかしてついに家賃払えなくて宿無しになっちゃった?」
Aさん「どんなもしかしてだよ!
いや、ちょっと早く起きちゃったもんだからさ・・・。
通勤時間帯にぶつかる前に来たかったし・・・」
Bさん「ふ〜ん・・・そうなんだ。
人嫌いもここまで来ると見上げたもんだねっ!」
Aさん「いやそう言うわけじゃないからね!?」
中の人「今朝は阿部くんぼくよりも早く来てたんだよ。
スタジオの鍵持ってないから外でしばらく待ってたんだよな?」
Aさん「いや言っても10分かそこらでしたけどね・・・」
Bさん「へぇ〜、そうなんだ? そりゃ寒かったんじゃないの?
収録の前にあったかいお茶入れよっか?」
Aさん「い・いや大丈夫だよ。
それよりコートとか早く置いて来なよ。」
Bさん「あ、うん、そうだね。
そうそう、今日さ、ガトーショコラ持って来たから!
メリーバレンタインだよっ!
休憩の時にみんなで食べようね。
中の人の分もありますからね!」
中の人「あ、ホント? ありがとう。頂くよ。」
Bさん「しかもアレですよ、手作りですからねコレ!
あの伝説の美少女の手作りチョコですよ!
レア度7ぐらいだよ! 上位素材ふんだんに使ってるよ!
この幸せ者どもめ〜! 100回ぐらい爆発しろっ!
睡眠爆破で砕け散れっ!」
Aさん「どんだけ恩着せがましいんだよ!
て言うか怖いよ! 爆破とか言わないでよ!」
Bさん「ちなみにママンにも手伝ってもらいました。
なのでお返しはその辺り考慮して頂くよう何卒宜しくお願いしますって
言付かって来ています。」
中の人「さ・さすがカトリーヌさん・・・抜け目ないな。」
Bさん「とりあえず冷蔵庫に入れて来るね。」
Aさん「れ・冷蔵庫!?」
Bさん「え? うん。
ここに置いといたらクリーム溶けちゃうし。
・・・あれ、なんかダメでした?」
Aさん「いいいいいや・・・別に・・・」
中の人「いや大丈夫だよ。入れといで。」
Bさん「はーいっ。」
ガチャッ
中の人「・・・ビックリするかな?」
Aさん「さ、さあ・・・・・・////」
・・・・・・
Bさん「 わーーーーーーお!!!」
Aさん「(っっっっ////)」
ドタドタドタドタ
ガチャッ
Bさん「れれれれ冷蔵庫の! 中!!////」
Aさん「う、うん・・・////」
Bさん「すっごい美味しそうなの入ってた!!」
Aさん「は・はい・・・////」
Bさん「そしてお高そうだった!!」
中の人「お高そうとか言うんじゃないよ。
とりあえず落ち着きなよブリジット。」
Bさん「えーうそ!? なにあれ!!?
一粒一粒にショコラティエさんの繊細なおシゴトが垣間見られるんだけど?
職人さんのこだわり感すごいんだけど!」
Aさん「メ・メリーバレンタインってコトですよ・・・////」
Bさん「ホ・ホントに?
じゃああれぼくに・・・?
・・・あっ、もしかして阿部さんが今日早かったのって・・・。」
Aさん「・・・うん、まぁ、はい・・・////」
中の人「なるべく溶けないようにって人混み避けたんだってさ。」
Bさん「うわ〜・・・////
ちょっと不意打ちだなぁコレ・・・////
冗談のつもりで言ってたのに〜!
瓢箪からコマ感ハンパないよ〜!
ぐるんぐるん回ってるよ〜!」
中の人「瓢箪から出るのは回る独楽じゃなくてヒヒーン言う方の駒だけどね?」
Aさん「て言うか冗談かよ! あんだけプレッシャーかけといて・・・」
Bさん「ごめんごめん、冗談ってのが冗談!
ありがとう阿部さん、すっごい嬉しいよ!」
Aさん「・・・ど・どうも・・・////」
中の人「ちなみにそれぼくと阿部くん2人からだからね。
あと、ちゃんとカトリーヌさんと一緒に食べるんだぞ。」
Bさん「えぇ〜? せっかくだからぼくが持って来たガトーショコラと一緒に
あとでみんなで食べましょうよ〜!
黙ってればママンにはバレませんて!」
Aさん「きみ母親にも容赦ないな・・・。」
中の人「あーいや・・・それはやめといた方がいいと思うよ?
黙っててもカトリーヌさんに絶対バレるから。」
Bさん「え? どうしてですか?」
中の人「サプライズ企画ってことでブリジットが来る前から
ずっと回してたから。
コレ記録に残っちゃってるから。」
Bさん「えっ!!?////」
Aさん「えっ!!?////」
阿部さんにも秘密でした。
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