【揺花草子。】<その740:軽く秘密を明かす。>
【揺花草子。】<その740:軽く秘密を明かす。>
Bさん「(もぐもぐもぐ・・・)」
Aさん「・・・。」
Bさん「(もぐもぐ・・・)」
Aさん「ちょっ・・・きみ・・・」
Bさん「(ごくごく・・・)」
Aさん「あ・あの・・・ブリジット・・・?」
Bさん「(ふーっ。)」
Aさん「・・・。」
Bさん「(ごちそうさまでした。)」
Aさん「(手合わせてる・・・)」
Bさん「ねえねえ、阿部さん阿部さん。」
Aさん「何事もなかったように始めて来たね!!???
とっくに回ってたからね!!???」
Bさん「ちょっと阿部さん・・・!
そんなコト言わないでよ! バレるじゃん!!」
Aさん「いやバレるとかじゃないから! ずっと音乗ってたからね!!?
いつまでおやつ食べてる気だよ!!」
Bさん「いや今のはだってぼく悪くない! 悪いのは中の人だよ!
まだ食べてるのにキュー出すんだもん!
阿部さんだって目の前にいるんだから止めてくれれば良かったのに!」
Aさん「いや食べながら喋るのかと思ったからさ・・・。」
Bさん「そんな行儀悪いコトしないよ~!
それにひとくち最中だよ? 口の中パッサパッサだよ?
喋ろうと思ったってとても喋れませんよ。
お茶だって飲みたくなりますよ。」
Aさん「いやそれは知らんけど。
・・・でもまぁ、確かに、口の中に物が入ってるのに喋るのは
ちょっと行儀良くないね。」
Bさん「でしょ~? そんなの収録に乗せられないよ~!」
Aさん「いやどうせテキストだから関係ないんだけど・・・。
でも、確かにきみってけっこうそう言うとこちゃんとしてるイメージある。
さっきも、もう回ってるんだから急げよってのは別として、
ちゃんとごちそうさまって手合わせてたしねぇ。」
Bさん「おっ! なに? たまさかのお世辞タイム? どうしちゃったの阿部さん?」
Aさん「いやいや・・・お世辞とかじゃなくて。
なんだかんだ言ってきみは所作と言うか振る舞いとかさ、
ちゃんとしてるよなぁって割と思うこと多いよ。
足開いて座ったりしないし、だらしない姿勢とかしないし、
ぼく以外には口汚いこと言わないもんね。」
Bさん「やだなぁ//// ちょっと照れるよ////
でも、うん、それってけっこうママンのおかげかも。
ああ見えてうちのママンそう言うとこきっちりしてるんだよね。」
Aさん「そうなんだ? まぁカトリーヌさんも言動はアレだけど
立ち居振る舞いはすごく品があるもんね。」
Bさん「ま、そう言うイミでは、ちゃんとしつけてくれたママンに感謝ってとこかな!
あんな大概な人だけど、ぼくだってそれなりにママンのこと尊敬してるんですよ。」
Aさん「おおお・・・!!
それカトリーヌさん聞いたら嬉しくて泣くんじゃないか?」
Bさん「こっ//// こんなこと言ってたなんて秘密にしといてよね!?////」
Aさん「いや言う機会も別にないし・・・。
まぁでも、そんな育ちの良いきみだけど、一人称が『ぼく』ってのだけは
カトリーヌさんも矯正できなかったんだね?」
Bさん「あぁ、違う違う。」
Aさん「え?」
Bさん「ぼくがボクっ娘なのは半分ぐらいはママンの誘導だよ?」
Aさん「(なに仕込んでくれてんのあのヒトーーー!!!??)」
やっぱり大概。
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