【揺花草子。】<その1042:モエモエ。>
【揺花草子。】<その1042:モエモエ。>
Bさん「最近さ、男のひとでヒゲ生やしてる人ってあんまりいなくない?」
Aさん「えっ。
・・・あぁ・・・確かにそうかも知れないね・・・。」
Bさん「なんかさ、オシャレアゴヒゲの人はたまにいるけどさ。
豊かな口髭ふっさふっさって人はとんと見かけないよね。」
Aさん「うーん、確かに。」
Bさん「嘆かわしいです。」
Aさん「嘆かわしいの?」
Bさん「嘆かわしいさ。髭は男の象徴じゃん?」
Aさん「そうですか? そこまでか?」
Bさん「だって女のひとには基本ヒゲは生えないんだよ。
うぶげみたいのがぽわぽわーってのはあっても、
あんなにわっさーって生えたりはしないもん。」
Aさん「まぁ・・・それは、そうだねぇ。確かに。」
Bさん「ヒゲを生やすスキルがあるのにそれをないがしろにするのは
ギフトへの冒涜です。」
Aさん「そ・・・それは・・・どうかなぁ・・・。」
Bさん「だって昔の偉人とかみんなヒゲ生えてんじゃん。
ソクラテスとか。」
Aさん「随分古い例を持ち出すね。」
Bさん「元ブラジル代表の。」
Aさん「黄金のカルテットの方!!? 確かにヒゲすごかったけど!!」
Bさん「とにかく、ヒゲを生やすべきなんです。」
Aさん「いや・・・うーん・・・。それは時代感とか文化的特性とかもあるしね・・・。
と言うかきみがそんなにヒゲにご執心だなんて知らなかったよ。」
Bさん「だってありがたいじゃん?」
Aさん「ありがたい・・・かなぁ?」
Bさん「伝説の青いヒゲとか。」
Aさん「メソ!!???」
「ジャンプ+」で復刻連載中。
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