332/365

【揺花草子。】＜その1036：伝説の女子の手弁当。＞

　Ｂさん「お腹がすきました。」

　Ａさん「・・・いや・・・。

　　　　　まだ今日の収録1本目なんですけど・・・。」

　Ｂさん「午前中からの収録はどうしてもね。空腹との戦いですよね。」

　Ａさん「そうなの？　朝ゴハンちゃんと食べてないの？」

　Ｂさん「いや食べて来たよ？　いつもみたいにママンと向かい合ってダイニングテーブルで

　　　　　穏やかな朝を過ごして来たよ？

　　　　　朝はいつも慌ただしいけど、ちゃんと食べないとね！

　　　　　それに朝そんな風にママンと一緒に過ごす時間、なんだかんだで大事。」

　Ａさん「お・おぉ・・・そうなんだ？」

　Ｂさん「朝食の時間は1日のブリーフィングを兼ねてるからね。

　　　　　『今日は○曜日だから24:00から「○○」第8話、24:30から「××」第16話。

　　　　　　あと26:05から「□□」の第7話がOA。いつもより5分遅れだから気をつけて。』

　　　　　『前回話数のラストはかなり衝撃的な引きだったから

　　　　　　今回はある程度今後の展開のキーになる話数になりそうな予感。

　　　　　　ちょっと覚悟しておいた方が良いかもね。』

　　　　　『あと今日は△△日だから「○○○○」の発売日。帰り本屋さん寄って来るね。』

　　　　　『それと「●●●●」のBD第4巻の発送メールが昨日入ってたから、

　　　　　　たぶん今日届くと思うから受け取っておいて。』」

　Ａさん「そう言うブリーフィング！！？？？

　　　　　朝イチからブレないねきみら！！」

　Ｂさん「まぁそんなわけで朝はちゃんと食べて来てるんです、ってコト。」

　Ａさん「それでも、おなかは減るんだ？」

　Ｂさん「減るよぉ〜！　絶賛成長期だもん！

　　　　　今着てるこのワンピもそろそろ胸元がきつくなって来てるもん！」

　Ａさん「えぇ〜〜〜・・・

　　　　　ぼくの目にはもうワンサイズ小さいのにしたらってぐらい

　　　　　布が余って見えるんだけど・・・」

　Ｂさん「いやん！　どこ見てるのよエッチ！」

　Ａさん「なにそのキャラ！！？」

　Ｂさん「ま、とにかく、早くもお昼ゴハンが待ち遠しいわけですよ。

　　　　　そう言えば今日ね、お弁当作って来たんだ！」

　Ａさん「へえ、そうなの？」

　Ｂさん「そうなの！

　　　　　普段はぼくらってお昼またぐ収録の時は外に食べに行ったり

　　　　　コンビニで買って来たりとかじゃん？

　　　　　ちょっとあんまり良くないかなぁって思ってね。

　　　　　なんとなく急に思い立ってお弁当にしてみた！」

　Ａさん「そ・そうなんだ？

　　　　　でも、朝慌ただしいのに良くそんな時間あるね？」

　Ｂさん「そこらへんはなんて言うのぼくのにじみ出る女子力と言うか奥様力と言うか！

　　　　　限られた時間で効果を最大化する適切なタイムマネジメントが効いてるわけですよ！」

　Ａさん「そ・そうなんですか・・・。」

　Ｂさん「あのね、お弁当って意外と作るの楽しいよ。

　　　　　今日はキャラ弁にしてみたの！　いま流行ってるしね！」

　Ａさん「キャ・キャラ弁？　そうなの？　意外だなぁ・・・。

　　　　　なんのキャラ弁？」

　Ｂさん「ミギー。」

　Ａさん「よりによってそのチョイス！！？？？

　　　　　食欲なくすよ！！！！！」

　声が可愛い方のね。

----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/11/28.html