【揺花草子。】<その1016:しつけが行き届いている。>
【揺花草子。】<その1016:しつけが行き届いている。>
Bさん「阿部さんのご両親ってお元気?」
Aさん「え? 唐突だなぁ・・・。
うん、まぁ、元気だよ。大きな病気もしてないし・・・。」
Bさん「そっか、それは良いことだね。」
Aさん「カトリーヌさんは? 元気?」
Bさん「元気って言うか鬱陶しいよね。たまに。」
Aさん「酷いなきみ!! 反抗期の娘か!!
あ・・・いや実際そんぐらいの年頃か・・・。」
Bさん「まぁそれでも、前もちょっと言ったことあるかも知れないけど、
ぼくってちゃんとママンのコト尊敬してる。」
Aさん「お・おぉ・・・////
きみのそう言うことさらっと言えちゃうあたりは立派だなぁと思うよ。」
Bさん「でしょ?
親を尊敬してますと胸を張って言えるポイント高い娘だよ。」
Aさん「打算的!!!
(・・・まぁ、それも照れ隠しなんだろうけど)」
Bさん「なんで急にこんな話し始めたかって言うとね、この話数が公開されるのは11月8日。
『良い親の日』なわけですよ。」
Aさん「あぁ・・・『1108』で『いいおや』ね・・・なるほど。」
Bさん「母の日って5月にあるじゃん? んで父の日は6月にあるじゃん。
まぁぼくんとこは母子家庭なんで基本父の日はスルーなんだけど、
子供が両親に感謝を表す日は年に2回ある。
もちろん日々感謝の気持ちはちゃんと抱いているのは当然として、ね。」
Aさん「うんうん。そうだねぇ。」
Bさん「そこに来てこの『良い親の日』ですよ。
この上また親に感謝の意を表するのか、と。」
Aさん「いやそれは別に良いだろ。年に何回あったって良いことじゃん。
と言うかそもそも『良い親の日』ってきみが考えたんだよね?」
Bさん「それはそうなんだけど。
でも、ぼくはこの『良い親の日』に、もう少し違う視点を与えようと思ったよ。」
Aさん「違う視点?」
Bさん「子供にとっては、自分の両親が良い親であることを再確認し感謝を伝える日。
親御さんにとっては、自分が自分の子供に対して
良い親でいてあげたいと想いを新たにし、子供にもっと寄り添ってあげる日。」
Aさん「ほうほう・・・なるほど・・・。」
Bさん「そうやって親子の関係を再認識していく日にできれば
いいんじゃないかと思ったんです。」
Aさん「ふむふむ。なるほどなるほど。
それはなかなかいいアイディアだと思うよ。」
Bさん「そんなことをママンに言ってみたらね。」
Aさん「うん。」
Bさん「『私は年がら年中あなたに対して
良い親でいてあげたいと思ってるわよ』って。」
Aさん「カトリーヌさんステキな母親過ぎる!!!!!」
親の心なんとやら・・・。
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