【揺花草子。】＜その734：開く。＞
【揺花草子。】＜その734：開く。＞
Ｂさん「今日もちょっと昔の話をしたい。」
Ａさん「はぁ・・・。
どうせちょっとって言いつつまた何100年か前のハナシでしょ？
江戸時代とか戦国時代とか・・・」
Ｂさん「まだこの世界の地面がどろどろしてた頃のハナシ。」
Ａさん「40億年以上昔！！？？？」
Ｂさん「その昔、世界には固まった地面はなくて、海はドロドロだったと言われています。」
Ａさん「あぁ、はい・・・。」
Ｂさん「この国の神話では、イザナギとイザナミと言う2人の神様が
大地を作ったってことになってますよね？」
Ａさん「うん、あれ、『国産み』のハナシ？」
Ｂさん「2人の神様が天沼矛と言う槍でドロドロをぐるぐるかきまわして、
矛の先から滴ったしずくが固まって地面ができたと言われています。」
Ａさん「うん、そうですね・・・。」
Ｂさん「これって、その、あの・・・
あ・アレをアレしてああするコトじゃん？////」
Ａさん「恥ずかしそうに言うなよ！！////
こっちまで恥ずかしくなってくるわ！！////」
Ｂさん「つ・つまり、そうやってこの国は生まれたわけです////」
Ａさん「うん、そうですね・・・////」
Ｂさん「と言うコトは、つまり、ぼくらの立ってるこの地面は、
神様同士のそう言うアレの結果と言うコトですよね。」
Ａさん「まぁ、そうなるねぇ。」
Ｂさん「・・・。」
Ａさん「・・・。」
Ｂさん「初めてその話聞いた時、うわ〜ってなった。」
Ａさん「まぁ・・・気持ちは解るかな・・・。」
まさに世界の起源。
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