【揺花草子。】<その991:妄想劇場。>
【揺花草子。】<その991:妄想劇場。>
Bさん「今日は阿部さんにぼくの重大な秘密を明かそうかと思う。」
Aさん「ブ・・・ブリジットの秘密・・・?」
Bさん「見ての通り、ぼくは美少女です。」
Aさん「・・・うん、自分で言うのもアレだと思うけど、うん、まぁ・・・。」
Bさん「あ、ううん、ごめん、今のは違うの。
美ってところを強調したいんじゃなくて、少女ってところに重きを置いた言い方。」
Aさん「あぁ、そう言うコト。
まぁ、確かにきみは少女だねぇ。」
Bさん「10代半ばから後半に差し掛かるぐらい、と形容されますね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「正確な年齢は禁則事項です。」
Aさん「禁則事項なのかよ!!」
Bさん「まぁ、そんぐらいの年齢であるところのぼく。
普通なら高校生の年頃ですよね。」
Aさん「えっ、う・うん、そうだねぇ。」
Bさん「でもぼくは学生ではありません。
なんたって毎日・・・まぁ実際は毎日ってほどじゃないけど、平日にもこうやって
このスタジオに来て日々の収録を行うのに不都合がないスケジュール。」
Aさん「まぁ、確かに。」
Bさん「阿部さんは四六時中ヒマなニートなのでスケジュールなんて
あってないようなものだろうけど。」
Aさん「だから違うよ!? 人より自由なだけだよ!!?
・・・でも、確かに、きみぐらいの年頃の女の子が平日空いているのは
妙と言えば、妙だねぇ。」
Bさん「なぜだと思うね?」
Aさん「えっ・・・いやー・・・うーん・・・。
それは単純にきみが今現在学校に通っていないからじゃないの?」
Bさん「まぁ、それはそうなんだけど。
だからそれがなんでかってハナシ。」
Aさん「そこは・・・うーん。
外国人的なアレが関係してるのじゃないの? 良く分からないけど。」
Bさん「当たっているとも外れているとも言えるかな。
──実はぼくは、ある『任務』のために今ここにいる。」
Aさん「ある・・・任務?」
Bさん「もちろんその任務の内容はここではお話しできないよ。
阿部さんだってまだ長生きしたいでしょ?」
Aさん「なに聞いたら命に危険が及ぶようなアレなの!!?」
Bさん「そもそもママンが日本に来たのはその任務のためなんだよ。
ママンは日本に来てから10数年と言うもの、ずっとその任務に取り組んでいる。
毎日忙しいのは実はそのためなの。」
Aさん「いや普通に会社員ですよねカトリーヌさん。
単に残業が多いから帰り遅いだけですよね。」
Bさん「表向きはそう振る舞っているんだよ。ぼくらはやっぱり人目に付きやすいからね。
でも善良な外国人を装うことで人々の注意を逸らしてるの。
そうすれば『仕事』もしやすいしね・・・。フフフ・・・。」
Aさん「意味深!! そのちょっと悪い笑顔!!」
Bさん「そしてこのぼくもまた、将来的にはママンのその任務のサポートをするために
ママンと一緒に日本に来た。
子供のうちは怪しまれないようにちゃんと学校に通ってて、
そこそこ『働ける』歳になった今はママンのサポートをしています。」
Aさん「は・はぁ・・・。」
Bさん「とは言えバリバリ10代の少女が平日に学校にも行かずにいるのは
やっぱり怪しいでしょ?
だから昼間はこうしてこのスタジオにカモフラージュとして来ているのさ。
組織の眼から逃れるためにね。」
Aさん「(組織とか・・・)」
Bさん「この【揺花草子。】と言う流行らないコンテンツは隠れ蓑として最適だね。」
Aさん「いや・・・うーん・・・。」
Bさん「流行らない・・・コンテンツ・・・」
Aさん「自分で言って凹むなよ!!!!!」
フィクションです。
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