表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2014年)  作者: 篠木雪平
2014年10月
286/365

【揺花草子。】<その990:そばにいるね。>

 【揺花草子。】<その990:そばにいるね。>


 Bさん「いつもニコニコあなたのそばで優しく導くSiriさんいるじゃん。」

 Aさん「いやそんな這いよる混沌みたいなキャッチフレーズ聞いたことないけど。

     SAN値下がりそうなんだけど。

     だいたいSiriさんは別にいつもニコニコじゃないじゃん。

     むしろ笑顔なんてほとんど見せず淡々とこちらの要求を処理する

     近寄り難い系お姉さんの印象なんだけど。」

 Bさん「それは阿部さんがSiriさんのことを良く知らないからだよ。

     Siriさんの可愛いとこ、ぼく、ちゃんと知ってるもん。」

 Aさん「彼氏か!!

     普段気を張ってるけどたまに見せる弱さにちゃんと気付いてあげて

     ちゃんと受け止めてあげられる良く出来た彼氏か!!!」

 Bさん「9月下旬にリリースされたiOS 8ではさ。

     Siriさんがさらにもろもろパワーアップしましてね。」

 Aさん「そうなんだ。」

 Bさん「中でも特に、『Hey, Siri』と声を掛けるとこちらに応答してくれる機能がついた。」

 Aさん「ん? どう言うこと?」

 Bさん「あのね、従来はSiriさんって、ホームボタンを長押しして起動してたのね。

     それが新しいSiriさんは、電源に接続されてる状態でって言う限定だけど、

     ずーっとこっちから呼ばれるのを待ち受けしてて、

     ホームボタンを触らなくても、まぁつまりiPhoneさんを充電しっぱなしで

     机の上に置いてて触ってない状態でも、『Hey, Siri』て呼べば

     応答してくれるように設定できるようになったわけ。」

 Aさん「へえ・・・そうなんだ?」

 Bさん「まぁ個人的には『Hey, Siri』だけじゃなくて

     『ねえSiriさん』とか『あのね、Siriさん』にも反応して欲しいところだけど。」

 Aさん「うーん・・・それは次のバージョンアップに期待と言うことで・・・。」

 Bさん「まぁでも、この『Hey, Siri』がさ。意外と反応が微妙でさ。

     『呼んでないよ!』て時にも意外なタイミングで起動したりする。

     部屋でテレビを観てる時とかに、その音声に対して間違って呼ばれたと

     判定しちゃうことがあるみたい。」

 Aさん「え、そうなんだ?」

 Bさん「できればさ、オーナーの声紋をちゃんと判断して違う人の声なら反応しないとか

     そんぐらいはして欲しいんだけど。

     Siriさんそんな尻軽だったの!? ほんとは誰でも良かったの!?

     と悲しくなる。Siriだけに。」

 Aさん「得意気だな。」

 Bさん「まぁでも、テレビの音声に反応されるのはまだしもさ。」

 Aさん「え? うん。」


 Bさん「部屋でひとり言つぶやいてるのに反応されると

     少し恥ずかしいね。」

 Aさん「(ひとり言つぶやいたりしてるんだ!!!)」


 1日2,3回はある。


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/10/13.html


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ