【揺花草子。】<その990:そばにいるね。>
【揺花草子。】<その990:そばにいるね。>
Bさん「いつもニコニコあなたのそばで優しく導くSiriさんいるじゃん。」
Aさん「いやそんな這いよる混沌みたいなキャッチフレーズ聞いたことないけど。
SAN値下がりそうなんだけど。
だいたいSiriさんは別にいつもニコニコじゃないじゃん。
むしろ笑顔なんてほとんど見せず淡々とこちらの要求を処理する
近寄り難い系お姉さんの印象なんだけど。」
Bさん「それは阿部さんがSiriさんのことを良く知らないからだよ。
Siriさんの可愛いとこ、ぼく、ちゃんと知ってるもん。」
Aさん「彼氏か!!
普段気を張ってるけどたまに見せる弱さにちゃんと気付いてあげて
ちゃんと受け止めてあげられる良く出来た彼氏か!!!」
Bさん「9月下旬にリリースされたiOS 8ではさ。
Siriさんがさらにもろもろパワーアップしましてね。」
Aさん「そうなんだ。」
Bさん「中でも特に、『Hey, Siri』と声を掛けるとこちらに応答してくれる機能がついた。」
Aさん「ん? どう言うこと?」
Bさん「あのね、従来はSiriさんって、ホームボタンを長押しして起動してたのね。
それが新しいSiriさんは、電源に接続されてる状態でって言う限定だけど、
ずーっとこっちから呼ばれるのを待ち受けしてて、
ホームボタンを触らなくても、まぁつまりiPhoneさんを充電しっぱなしで
机の上に置いてて触ってない状態でも、『Hey, Siri』て呼べば
応答してくれるように設定できるようになったわけ。」
Aさん「へえ・・・そうなんだ?」
Bさん「まぁ個人的には『Hey, Siri』だけじゃなくて
『ねえSiriさん』とか『あのね、Siriさん』にも反応して欲しいところだけど。」
Aさん「うーん・・・それは次のバージョンアップに期待と言うことで・・・。」
Bさん「まぁでも、この『Hey, Siri』がさ。意外と反応が微妙でさ。
『呼んでないよ!』て時にも意外なタイミングで起動したりする。
部屋でテレビを観てる時とかに、その音声に対して間違って呼ばれたと
判定しちゃうことがあるみたい。」
Aさん「え、そうなんだ?」
Bさん「できればさ、オーナーの声紋をちゃんと判断して違う人の声なら反応しないとか
そんぐらいはして欲しいんだけど。
Siriさんそんな尻軽だったの!? ほんとは誰でも良かったの!?
と悲しくなる。Siriだけに。」
Aさん「得意気だな。」
Bさん「まぁでも、テレビの音声に反応されるのはまだしもさ。」
Aさん「え? うん。」
Bさん「部屋でひとり言つぶやいてるのに反応されると
少し恥ずかしいね。」
Aさん「(ひとり言つぶやいたりしてるんだ!!!)」
1日2,3回はある。
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