【揺花草子。】<その945:一緒にいてやるよ。>
【揺花草子。】<その945:一緒にいてやるよ。>
Bさん「秋ですなぁ。」
Aさん「気が早いな。まだ8月だよ?」
Bさん「いやいや、でももう8月下旬だよ?
暑い盛りは過ぎ、ここからはもうどんどん涼しくなって行くばかりだよ。」
Aさん「そりゃそうかもだけど・・・。」
Bさん「朝晩の空気の肌触り、時折吹き抜ける風の匂い、深みを増していく空の高さや雲の形。
それらが少しずつ秋色を帯びて来ていることに、阿部さんは気付かない?」
Aさん「いや・・・まぁ、言ってることは分からないでもないけど・・・。」
Bさん「そう言う繊細な花鳥風月の変化が侘び寂を重んじる日本人の感性に
良いカンジに触れてくるわけですよ。
だからぼくは意外とこの季節が好き。」
Aさん「いやきみ日本人・・・はまあいいか・・・。」
Bさん「こんな、夏から秋へと移り変わって行く情景をあらわした
大変美しい歌があります。」
Aさん「はぁ。」
Bさん「秋来ぬと
さやかちゃんには
見えねども
ひとりぼっちは
寂しいもんな」
Aさん「思いのほか語呂が良い!!!!」
いろいろ間違ってるけどな。
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