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【揺花草子。】(日刊版:2014年)  作者: 篠木雪平
2014年8月
237/365

【揺花草子。】<その941:あんまりカッコ悪いところ見せられないもんね。>

 【揺花草子。】<その941:あんまりカッコ悪いところ見せられないもんね。>


 Bさん「ローカルな話して良い?」

 Aさん「ローカル・・・ですか?」

 Bさん「ちょっと前まで、駅前の某デパートでまどマギ企画展が開催されてたんです。」

 Aさん「おっ・・・それは確かにローカルだね・・・。」

 Bさん「阿部さん観に行った?」

 Aさん「いやー・・・行きそびれちゃったなぁ。行きたかったんだけどねー。

     ブリジットは行ったの?」

 Bさん「うん、ママンと一緒に。」

 Aさん「相変わらず仲良いなぁきみら親子。」

 Bさん「劇場版『叛逆の物語』の原画集とかコミカライズ単行本とかの書籍のほかに、

     Tシャツとかのアパレル系、ハンカチとか扇とかキーホルダーとかの小物系、

     それにラスクとかチョコレートとかのお菓子系とか、いろんなものが売ってました。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Bさん「そんな中、売り物じゃないんだけど、等身大マミさんフィギュアが展示されてましてね。」

 Aさん「ほほう! それは・・・!」

 Bさん「魔法少女姿でね、マミさんらしい穏和な微笑みを浮かべてマスケット銃を構えてる

     実にステキなやつなんです。

     ほら、これ写真。」

 Aさん「おぉ、これはすごいね! マミさん大変凛々しい。」

 Bさん「でね、せっかくだからってコトで、ぼくもマミさんの隣に並んで

     マミさんと同じポーズで写真撮ってみたの。

     ほら、次の写真。ママンに撮ってもらったんだけど。」

 Aさん「お・おぉ・・・これは・・・

     ・・・って、きみこれ普段とフンイキ違うね?」

 Bさん「そうなの。

     せっかくマミさんにお逢いするわけだからさ。

     ここは金髪碧眼を存分に活かしましょうってコトで、

     マミさんみたいにくるくるツインテにしてみた。

     そして普段は滅多に穿かない丈の短いスカート穿いて、さらにニーハイですよ。

     どことなくマミさんっぽく見えるでしょ?」

 Aさん「・・・いや・・・でも局地的」

 Bさん「おっぱい以外はっ!!」

 Aさん「(食い気味に)」

 Bさん「とにかく、そこはかとなくマミさん意識のスタイルで、

     等身大マミさんフィギュアと並んで写真を撮ったわけですよ。」

 Aさん「うんうん。」


 Bさん「他のお客さんに失笑された。」

 Aさん「(なんも言えねぇ・・・)」


 テンション上がってる外国の子供みたいに見えた。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/08/25.html


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