【揺花草子。】<その922:それは調味料じゃない。>
【揺花草子。】<その922:それは調味料じゃない。>
Bさん「昨日さ、『料理のさしすせそ』のおハナシをしたじゃん?」
Aさん「うん、したねぇ。
『砂糖』『塩』『酢』『醤油』『味噌』ね。」
Bさん「世の中には『カレーのかきくけこ』と言うのもあるそうですよ?」
Aさん「え、そうなの? それは初めて聞いたなぁ。」
Bさん「ぼくもなんかでちらっと聞いただけだから記憶があいまいなんだけどさ。」
Aさん「へぇ・・・。
カレーってことは、アレかな? スパイスとか?」
Bさん「うん、そうみたい。
まぁ言っても『さしすせそ』みたいに順番を規定してるんじゃなくて、
カレーに使われる香辛料の語呂合わせ、みたいな感じだったけど。」
Aさん「香辛料のかきくけこ・・・ねぇ。
ちょっとイメージ湧かないな、どんなのなの?」
Bさん「あのね、ぼくもうろ覚えなんだけどさ。
確か、『か』は『カルダモン』。
上品な香りから『スパイスの女王』と呼ばれているそうだ。」
Aさん「ほう・・・! それはすごい。」
Bさん「で、『き』は『キャラウェイ』。
主にお菓子なんかに使われるみたいだけど、カレーにも存外合うそうだよ。」
Aさん「ほうほう。」
Bさん「『く』はご存知『クミン』。阿部さん歓喜。
お昼寝したくなっちゃうよね。」
Aさん「そのくみんはちがうよ!!?」
Bさん「そして『け』は『桂心』。シナモンのことだって。
こちらも豊かな香りが特徴で『スパイスの王様』と呼ばれているんだって。」
Aさん「王様!! 女王様と王様来た!!!」
Bさん「で、『こ』なんですがね。」
Aさん「うん。」
Bさん「忘れちゃった。」
Aさん「オイッ!!!」
Bさん「いやーお恥ずかしい。
話振っておいてちょっと尻すぼみになっちゃった。」
Aさん「もう・・・画竜点睛を欠く感ハンパないよ・・・。」
Bさん「え? カレー粘性を欠く?
タイカレーみたいなシャバシャバしたカレーのこと?」
Aさん「違う!! なにその無理っくりな聞き間違い!!」
Bさん「まぁどっちにしろ『こ』が判らないわけですよ。
でもこれはある意味チャンスじゃないかなとも思うわけ。」
Aさん「チャンス? なにそれどう言うこと?」
Bさん「あのね、カレーってさ、ご家庭によって随分レシピ違うじゃん?
それぞれの心の中にマイカレーがあるわけじゃないですか。」
Aさん「はぁ・・・まぁ、そうかもねぇ。」
Bさん「だから、この『こ』はそのご家庭ごとのオリジナルレシピ枠ってことで
良いんじゃないかな。
『おうちカレー』を実現するための最後のピースってことでね!」
Aさん「うーん・・・解らないこともない・・・。」
Bさん「と言うことでぼくは『こ』枠に
『米』を割り当てようと思うよ。」
Aさん「それはだいたいのご家庭でそうだよね!!???」
確かコリアンダーだったような気が・・・。
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