【揺花草子。】<その897:婉曲表現。>
【揺花草子。】<その897:婉曲表現。>
Bさん「お花を摘みに行きたい。」
Aさん「・・・あー・・・うー・・・ん・・・。
(どうしようすっごい困る)」
Bさん「ちょっと阿部さん聞いてる?」
Aさん「いや、うん、聞いてるけど・・・。
えーっと・・・その・・・。
・・・うん、そうだな、じゃあ一旦収録停めてもらおう。
その間に思う存分行って来なよ。
て言うかお茶飲み過ぎなんじゃない?」
Bさん「違うよ! そう言うコトじゃないの!!」
Aさん「え?」
Bさん「だいたい回ってる間にそんなこと言い出すわけないじゃん!
そんなはしたない!!
阿部さんってば最低!! デリカシーの欠片もないんだから!!
そんなんだからモテないんだよ!
阿部さんがモテないのはどう考えても阿部さんが悪いよ!」
Aさん「うわっ! なんか酷い怒られ方してる!!」
Bさん「とにかくお花を摘みに行きたいんです。
季節の花々に囲まれて頭の中お花畑みたいにしたいんです。」
Aさん「それはそれでダメなやつだけどね!?
って言うか、ホントにアレか? 草花を採集に行きたいってことか?」
Bさん「そうだよ、最初から言ってるじゃん。」
Aさん「いや、・・・いや、うん、言ってたね・・・。」
Bさん「でもさ、今日びお花を摘める場所なんてなくない?」
Aさん「えっ。」
Bさん「公園の花壇とか街中の路傍に咲いてる花とかはさ、市民の皆さんが
楽しむために植えてるものだから勝手に摘んだらダメじゃん?」
Aさん「そらぁ、ダメだねぇ。」
Bさん「かと言って山に行けば良いかって言ったら
山は山で高山植物とか採取したらそれはそれで犯罪じゃないですか。」
Aさん「そう・・・だねぇ。」
Bさん「高山まで行かなくても、そこらの山とか森とかだって
もしかしたら誰かの私有地かも知れないから
勝手に生えてる花を採るのはいけない気がする。」
Aさん「うーん・・・。」
Bさん「じゃあ一体どこでお花を摘めと言うのですか。」
Aさん「いやーもう・・・。」
Bさん「このままじゃおもらししちゃうよ。」
Aさん「さっさと化粧室行って来い!!!」
休憩入りまーす。
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