【揺花草子。】<その895:見た目はそれなりに上品。>
【揺花草子。】<その895:見た目はそれなりに上品。>
Bさん「・・・。」
Aさん「・・・。」
Bさん「・・・・・・。」
Aさん「・・・・・・。」
Bさん「・・・・・・。」
Aさん「・・・あの・・・。」
Bさん「(ニコッ)」
Aさん「(・・・?)
あ・あの・ブリジット?
その・・・もう回ってるんだけど・・・。」
Bさん「・・・。」
Aさん「なんで一言も喋らないのかな?
ラジオだったら放送事故のレベルだけど・・・。」
Bさん「・・・。
(ニコッ)」
Aさん「そ・その微笑みはなんなの?
さっきからずーっとただただ微笑んでるけど。
なんか相応の席に招かれたお嬢様みたいだけど・・・。」
Bさん「・・・うーん、阿部さんは分かってくれないなぁ。
ぼくの計画が台無しだよ。」
Aさん「え?
(やっと喋った・・・)」
Bさん「ぼくって黙ってれば可愛い系女子じゃん?」
Aさん「(自分で言うか!!! 複数のイミで!!!)
あー・・・うーん・・・。
いや、なんて言うか、確かにきみは発言は常にアレだし
大概大概だけど、まぁその、喋ってても、普通に可愛いですよ////」
Bさん「そっ////」
Aさん「きみみたいな子にもちゃんとニーズはあるよ。
世の中は広いから。」
Bさん「(・・・イラッ)
そ・そう言うコトじゃないの!
なんなの阿部さんバカなんじゃないの!?」
Aさん「えっ!? な・なんだよ急に!
じゃあどう言うことなのさ?」
Bさん「あのね、ぼくちょっと最近新しい言葉を知ってさ。
なんと言うかこれはある点でぼくの生きる指針にするべきかと思ったの。
座右の銘に据えちゃう感バリバリなの。」
Aさん「そんな軽々しいノリで座右の銘とか決めないで欲しい・・・。
でも、まぁ、どう言う言葉なの?
良ければ聞かせてよ。」
Bさん「『言葉多きは品少なし』。」
Aさん「(それはきみにはムリだ!!!!!)」
口から生まれて来た系女子。
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