【揺花草子。】<その891:見たことのない景色。>
【揺花草子。】<その891:見たことのない景色。>
Bさん「昨日例の円盤型自動お掃除ロボットのおハナシしたじゃん?」
Aさん「うん、したね。」
Bさん「あの乗り物に猫が良く乗るんですって。」
Aさん「うん、乗り物じゃないけどね。」
Bさん「ぼくらはあのお掃除ロボットを見下ろしているわけだけどさ、
あれって壁にぶつかると結構な角度でぐるっと回るじゃん?」
Aさん「あぁ、うん。
なんかセンサー的なアレが付いてて壁に当たると自動で向きを変える
機構になってるんだよね。」
Bさん「つまり、その上に乗ってる猫も、かなりの急旋回を余儀なくされていると言うわけだ。
それはもう、なんなら振り落されるほどに。」
Aさん「まぁ・・・。
猫は一般的にバランス感覚が優れてるから急に動いても落ちないのかも知れないね。」
Bさん「それはそれとしても、あの急旋回はかなりのものです。」
Aさん「うん、まぁ。」
Bさん「ところでさ、最近よく『アクションカム』と言う小型高性能の
ビデオカメラがあるんだけど。」
Aさん「あぁーうん、あるねぇ。
クロスバイクの自転車のハンドルとかサーフボードにつけたりして
ダイナミックな映像を記録できますよってアレだよね。
過酷な使用状況にも耐えられるような防塵防水機能がウリの・・・」
Bさん「そうそう。
しかも小型だからほとんど動きの邪魔をしないと言うところもメリットだそうです。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「これを使えばさ、お掃除ロボットに乗る猫の見る景色を
体験できるんじゃないかと思った。」
Aさん「ほう、うん。なるほど。」
Bさん「なのでお掃除ロボットとアクションカムの
稟議を上げました。」
Aさん「一発のネタのためだけに!!?」
さすがに却下。
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