【揺花草子。】<その889:メロいも。>
【揺花草子。】<その889:メロいも。>
Bさん「『走れメロス』あるじゃん?」
Aさん「うわっ! それ懐かしい・・・!」
Bさん「懐かしい?」
Aさん「この【揺花草子。】、前身の『ゆるトークシリーズ』だった頃の
超冒頭の頃に良く話題に上がってたよね。」
Bさん「おぉ阿部さん覚えてたんだ。
ほぼ3年前だよ。
あの頃はいろいろ定まってなかったよね。」
Aさん「定まってなかったって言い方しないで!!」
Bさん「ともあれ、不朽の名作『走れメロス』。
1940年が初出だそうだから、70年以上前の作品ですけども
今なお短編小説の傑作として教科書なんかでも取り上げられています。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「そして、しっかりとしたストーリー構成の中にもいろいろ隙間が多くて、
物語を自由に解釈できる余地が多分にある。」
Aさん「え? うーん・・・どう言うこと?」
Bさん「例えばさ、メロスは親友のセリヌンティウスを王のもとに残して旅立つじゃん?
そしてメロスが帰って来たあとお互いの不信を告白して殴り合い、
最後に熱く抱擁を交わす。」
Aさん「うん。名場面。」
Bさん「読む人によってはアレは『メロ×セリ』的なアレにも解釈できるそうですよ。」
Aさん「えっ!!!!!」
Bさん「文字通り薄い本。」
Aさん「確かに薄いけど!! 薄いって言うか短いだけど・・・!」
Bさん「さらにさ、そもそもメロスが旅立つきっかけってのはさ、
故郷の村に残して来た妹の結婚式を首尾よく執り行うためだったじゃん?」
Aさん「え、うん、そうだねぇ。」
Bさん「そしてメロスは妹の花嫁姿に非常に満足感を覚えます。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「妹モノってことですよね。」
Aさん「違うよ!!???」
メロスの妹がこんなに(ry。
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