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【揺花草子。】(日刊版:2014年)  作者: 篠木雪平
2014年6月
181/365

【揺花草子。】<その885:ドライな関係。>

 【揺花草子。】<その885:ドライな関係。>


 Bさん「ぼくと阿部さんって仲良いかなぁ?」

 Aさん「えっ!!? な・なにそれ突然!!?」

 Bさん「いや不意に気になってさ。

     阿部さんどう思う?」

 Aさん「えっ・・・いや・・・うーん・・・。

     そ・その、仲が良いかってのは結局のところお互いがお互いを

     どう考えてるかにもよるだろうからなんとも言えないと思うけど、

     少なくともぼく自身は、きみに、その、相応に親しみを感じてはいるよ////」

 Bさん「そう言うハナシじゃない。」

 Aさん「ぶった切られた!!!!!」

 Bさん「(それにそう言うイミならぼくだって親しみを感じてるよ////)」

 Aさん「ん?」

 Bさん「と・とにかく、仲が良いかってハナシだよ。

     コンビとかグループとかでさ、外向きにはすっごい仲良さそうに振る舞ってるけど

     実はオフになるともう相手のメアドも住所も電話番号も知らない。

     と言うかもう何ならおシゴト場以外で顔合わせたくもない。むしろ嫌い。

     話しかけないで下さい。あなたの事が嫌いです。

     みたいなハナシって聞いたりするじゃん。」

 Aさん「あぁー・・・うーん・・・。

     (なんで八九寺まぜて来た・・・)」

 Bさん「そう言う観点で言えば、ぼくらはどうかなぁって思って。」

 Aさん「いや、うーん・・・。

     一応ぼくらはお互いメアドも電話番号も知ってるけどね・・・。」

 Bさん「でもお互いの家に遊びに行ったりしたことはないよね。」

 Aさん「と言うかこの現場以外で会うことないだろそもそも。

     せいぜい収録の合間に一緒にお昼食べに行くぐらいだよね。」

 Bさん「それは阿部さんの努力不足ですよ。

     もっとどっか連れてってよ。」

 Aさん「えっ!!!!!////」

 Bさん「水族館とかプラネタリウムとかさ。」

 Aさん「そ・そんなベタなアレなの・・・!?////

     い・いや、連れてって欲しいってんなら・・・

     もちろんそれも吝かじゃないけど・・・////」

 Bさん「阿部さんがペンギンとか観てる間にぼくアシカショー観に行くから。」

 Aさん「まさかの別行動!!!! 行かないよりタチ悪い!!!!」

 Bさん「ま、そう言う愚にもつかない冗談は置いといて、

     ともかく表面上仲良さそうなコンビやグループも

     裏じゃどうか分かりませんよってハナシですよ。」

 Aさん「はぁ・・・。なんだか随分穿った見方だけど・・・。」


 Bさん「だからぼくらも不仲説とか流してみたらどうかな?」

 Aさん「なんのために!!???」


 表面上も言うほど仲良さそうに見えませんから。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/06/30.html


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