【揺花草子。】<その722:あるイミ史上最悪の怪異。>
【揺花草子。】<その722:あるイミ史上最悪の怪異。>
Bさん「好奇心と言うのは全くゴキブリみたいじゃん? 」
Aさん「それはガハラさんの意見ですよね。」
Bさん「曰く、人の触れられたくない秘密ばかりにこぞって寄って来る、
鬱陶しくてたまらないと。」
Aさん「あの・・・カッターとホッチキスはしまってもらっていいですか・・・。」
Bさん「そうとは言うけどさ。」
Aさん「ん?」
Bさん「ぼくらの街ってさ、ギリギリゴキブリ出るか出ないかの地域じゃん?」
Aさん「はぁ・・・まぁ、そうかも。
確かに滅多に見かけないねぇ。」
Bさん「ぶっちゃけぼく生ゴキブリって見たコトないのね。」
Aさん「そ・そうなの?」
Bさん「だから『ゴキブリみたい』って言われても
正直なところ良く分かりません。」
Aさん「それはたぶん幸せなことだよ?」
出会わずに済むのならばそれに越したことはないのだから。
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