【揺花草子。】<その878:清貧であること。>
【揺花草子。】<その878:清貧であること。>
Bさん「札束風呂ってあるじゃん?」
Aさん「おっ・・・。
うーん・・・あるじゃんって聞かれると・・・。」
Bさん「いや別にどこどこ温泉に札束風呂って言うのがあるよねとか
そう言うことを言うんじゃないんだよ。
なんと言うか、ステレオタイプな成金を表現するのにさ、
バスタブに札束をがっさー入れてその中に入るみたいな。」
Aさん「うん。あるねぇ。」
Bさん「なんて言うかさ、ペルシャ絨毯にアンティークなソファで
葉巻を燻らせながら毛がもっさりの猫を撫でつつワイングラスを傾けるとか。」
Aさん「あぁー・・・。
あとはパツキンセクシーギャルを2,3人はべらせてみたいな?」
Bさん「うんうん、相当イヤなカンジの成金像だね。
阿部さんがまかり間違って億万長者になったらそんなカンジになりそう。」
Aさん「えっ!! ちょっと!!
きみぼくのことそんな風に思ってたの!?」
Bさん「まぁ阿部さんが億万長者になるイメージ自体が湧かないから
どうだっていいんだけど。」
Aさん「なんなんだよきみ!!」
Bさん「とにかく、札束風呂ですよ。」
Aさん「うん・・・。」
Bさん「本来お風呂って言うものはさ、カラダの汚れをキレイに洗い流すものじゃん?」
Aさん「え? う・うん。そうだねぇ。」
Bさん「お風呂は命の洗濯よっ。」
Aさん「どこのミサトさん!!」
Bさん「でもさ、ぶっちゃけ、札束風呂ってさ、カラダキレイにならなくない?」
Aさん「えっ。」
Bさん「いろんな人の手を渡り歩いて集まってきた札束はさ、
基本的にいろんな汚れがついてるだろうし、
大体にしてインクとか油とかついちゃうじゃん。」
Aさん「いや・・・うん・・・それはそうですけど・・・。」
Bさん「札束風呂じゃさ、カラダをキレイにすると言う
お風呂の本来の目的を成し遂げられない。
これじゃお風呂である意味がないわけです。
カラダ汚れちゃうんだもん。」
Aさん「いや・・・その・・・。」
Bさん「そしてカラダが汚れるよりも
なによりココロが汚れちゃうよね・・・。」
Aさん「(その上手いコト言ってやったぜ顔!!!!!)」
札束風呂じゃカラダもあったまらないしね。
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