【揺花草子。】<その877:もしかしたら一番不遜。>
【揺花草子。】<その877:もしかしたら一番不遜。>
Bさん「『神○○』て言う言い方が好きじゃないのね。」
Aさん「え? えーっと・・・」
Bさん「ほら良く言うじゃん?
ものすごいクォリティの高い楽曲を『神曲』とか
すっごい面白いアニメを『神アニメ』とかさ。」
Aさん「あぁー、うん、あるねぇ。
特にすごい話数を『神回』とか言ったりね。」
Bさん「なんかすごいコトをやってのけた人とか、影響力の大きい人を
『神認定』とか言ったりするでしょ?
それに製品のユーザーサポートがとても手厚かったりすることを
『神対応』とか言ったり。」
Aさん「うんうん。
まぁ良くあるネットスラング的なね。
で、ブリジットはそう言うのが好きじゃないんだ?」
Bさん「好きじゃない。
と言うか・・・違和感を覚えると言うか。」
Aさん「そうなの? どうして?」
Bさん「や、まぁ、単純に気持ちの問題だと思うんだよね。
なんて言うか『みだりに神の名をかたるな』って言う考えがベースにあって。」
Aさん「あぁー・・・・。
そこら辺はそれぞれの信条に依って立つ部分だもんねぇ。
そう言う風に思う人もいるだろうねぇ。」
Bさん「まぁぼくは特段信教に敬虔な方ではないけどさ。
やっぱり安易に神を語るのは抵抗がある。」
Aさん「うーん。」
Bさん「でもね、この国の人たちはそうじゃないじゃん?
大袈裟に言えば、この国の人たちは、神様に慣れている。」
Aさん「あぁ・・・八百万的な意味で?」
Bさん「そうそう。
この国ではもうそこらじゅうに神様が遍在してるわけじゃないですか。
犬も歩けば神様にブチ当たるレベルじゃないですか。」
Aさん「そこまでか?」
Bさん「ぼくの中ではそんぐらいありふれてるものだと思ってるんだけど。
フロッピーディスク並みに世に溢れてると思ってるけど。」
Aさん「昨今逆に珍しい!!」
Bさん「そう言う文脈から言えばさ、『神』って言葉は
『ありふれてるもの』ぐらいのニュアンスで使っちゃえるような気がする。」
Aさん「うーん。それはそれでありがたみが薄まる気が・・・。」
Bさん「だからぼくら【揺花草子。】も今日までの877回、
全て『神回』と言って良いと思う。」
Aさん「さすがに傲慢に過ぎる!!!」
神様は大切に。
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