【揺花草子。】<その868:Revolution 9。>
【揺花草子。】<その868:Revolution 9。>
Bさん「革命を起こしたい。」
Aさん「いや・・・うん・・・。
なんだかすっごい不穏当なこと言ってるけど・・・。」
Bさん「阿部さんは今の世界に満足してる?
今の矛盾に満ち溢れ、真の正義が悪意に屈し、少数の支配層の意向が
在り方を恣意的にコントロールする今のこの酷く歪んだ世界を。」
Aさん「おっ・・・ちょっ・・・なんだか随分危ないコト言ってないですか・・・?
そう言ういろいろきわどいことは言わないでおくのが【揺花草子。】の
処世術なんだけど・・・。」
Bさん「いやこれはぼくは言わずにいられない。
──ねえ、阿部さん?」
Aさん「な・・・なに? ブリジット・・・」
Bさん「阿部さんははこの世界が貴いと思う?
欲望よりも秩序を大切にしてる?」
Aさん「(えぇ〜・・・
この「乗って来い」顔・・・)
・・・うん。ぼ・ぼくは貴いと思うよ・・・
やっぱり自分勝手にルールを破るのって悪いことじゃないのかな・・・」
Bさん「──そう。
ならいずれ阿部さんはぼくの敵になるかもね。」
Aさん「すごいドヤってるけど。
いいシャフ度決めてるけど。」
Bさん「ま、そんなほむほむの意見はともかく、
この腐った世界をひっくり返したいとぼくは強く願う。
これはそう、階級闘争だよ。
強欲を貪るしか脳のない愚かなブルジョワジーの豚共を駆逐し
我々プロレタリアートの清貧で高潔な精神で世界を満たすんだよ!!」
Aさん「大時代なセリフだなぁ・・・。」
Bさん「そして我らズヴィズダーの光を遍く世界に!!」
Aさん「イヤッ!! それはそれで違うから!!
世界はそんなに征服されたがってないから!!」
Bさん「と言うことで、ぼくは今ここから革命を起こす!!」
Aさん「えっ! 今!? ここから!?」
Bさん「┌───┐┌───┐┌───┐┌───┐
│ ♠││ ♣││ ♥││ ♦│
│ 2 ││ 2 ││ 2 ││ 2 │
│♠ ││♣ ││♥ ││♦ │
└───┘└───┘└───┘└───┘」
Aさん「そう言う革命!!???」
阿部さん敢え無く大貧民。
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