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【揺花草子。】(日刊版:2014年)  作者: 篠木雪平
2014年6月
160/365

【揺花草子。】<その864:ここではきものをぬいでください。>

 【揺花草子。】<その864:ここではきものをぬいでください。>


 Bさん「人の心に土足で入って来ないで!」

 Aさん「イヤッ・・・!

     そ・そんなことしたつもりないんだけど・・・!?

     なんでいきなり怒り出してんの・・・!?」

 Bさん「いや、ごめん。

     良くそう言う言い方するじゃん?て話。」

 Aさん「あぁ、そう言うコトね・・・。

     まぁうん、確かにそう言う言い方するねぇ。」

 Bさん「信じていた人に裏切られ傷つけられた過去を持つ悲しき美少女。

     辛い過去の経験のゆえに彼女は人を信じられない。

     そんな少女を放っておけないお節介だけが取り柄の主人公。」

 Aさん「あれなんか良くあるタイプの・・・」

 Bさん「主人公は少女の頑なな心を救おうとする。

     固く閉ざされた心を強引にこじ開けようと。

     いくら拒んでも、放っといてと撥ね除けても、主人公は一向にめげない。

     そんな主人公に、少女は言うんだよ。

     『人の心に土足で入って来ないで!』

     涙ながらに訴える少女。」

 Aさん「うんうん。」

 Bさん「主人公は応える。

     『何度拒絶されても。

      何度扉を閉められても!

      俺は何度でも、お前の扉を開く!

      お前を助けてみせる!!』

     その言葉を聞いた少女は困惑しながら言うんだ。

     『なんで・・・なんで私なの・・・?

      私なんか・・・助けてもらう価値も理由もないのに・・・』

     その言葉に主人公は叫ぶ。

     『自分で自分の価値を決めるな!

      価値が欲しいなら俺が決めてやる! 俺がお前を求めてやる!』

     『っっっ////』

     『目の前で女の子が苦しんで膝を抱えてうずくまって泣いている・・・

      助ける理由はそれだけで充分だ!!』

     主人公の熱い言葉についに心動かされる少女・・・!」

 Aさん「お・おぉ・・・」

 Bさん「そして最後は顔を真っ赤にしながら言うわけだよ。

     『べ・別にあんたに言われたからじゃないんだからね・・・!

      私だって、このままで良いなんて思ってないから・だから・・・////』

     『・・・ふっ、しょうがないな、そう言うことにしておいてやるよ。』

     『ちょっ! そう言うことってどう言うことよ!? 調子に乗るな〜!////』」

 Aさん「うーん。

     テンプレ感満点だね。」

 Bさん「そんぐらい、なんだかんだでありふれたプロットだと言うことですよ。」

 Aさん「うん、まぁ確かに。

     良く聞くカンジではあるねぇ。」

 Bさん「でもさぁ、土足で入って来ないでとは言うけどね。」

 Aさん「うん。」

 Bさん「基本的には欧米ではおウチの中でも土足なわけですよ。」

 Aさん「おっ・・・あぁ・・・そう言えば確かに・・・。」

 Bさん「と言うことは、欧米の方に『人の心に土足で入って来ないで!』って言ってもさ。」

 Aさん「うん・・・。」


 Bさん「『いや、はい、常時土足ですけども。』てなるのかな?」

 Aさん「うん・・・。

     カトリーヌさんに訊いてみたら・・・?」


 あの人はもう完全に日本人脳なので参考になりません。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/06/09.html


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