【揺花草子。】<その860:検証シリーズ。>
【揺花草子。】<その860:検証シリーズ。>
Bさん「話題に困ったら天気のハナシをするのが基本じゃん?」
Aさん「えっ!? なにそれは話題に困ってるんですよってコト!?
ネタ切れなのか!?」
Bさん「きっ! 切れてないよ!! ネタはいっぱいあるよ!!
昨今の回転ずしかってぐらいたくさんネタがあるよ!
プリンとかケーキとかも回しちゃうイキオイだよ!!」
Aさん「いやうん、それは別にどうだって良いんだけど・・・。」
Bさん「あくまで一般論で、ってハナシ。
例えば初対面の人とかさ、あんまり親しくない人とかと、
それ相応になんか話をしなきゃいけないって時に、天気の話題は最適ですよ、と。」
Aさん「はぁ・・・。
まぁ確かに、当たり障りのない話題として取り上げられるよね・・・。」
Bさん「と言うことで、今日は天気の話題をします。」
Aさん「やっぱりネタないんじゃないか・・・」
Bさん「ちっ、違うよ! 最初からそう言う予定だったの!
明日以降も捧腹絶倒のネタがてんこ盛りだよ!!」
Aさん「(だと良いけど)」
Bさん「と・とにかく天気の話題です。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「スペインでは主に平野部に雨が降る、って言いますね?」
Aさん「イヤッ!! それはそう言うセリフってだけだから!!
発音矯正のフレーズだから!!」
Bさん「スペインってさ、地中海沿岸地域に平野が細長く広がってて、
内陸はほとんど台地なんだって。
有名なマドリードやトレドもメセタと言う高原地帯にあるそうです。」
Aさん「ほうほう。」
Bさん「平野の都市と言えばほとんど沿岸部の都市とイコールで、
バルセロナ、バレンシア、マラガ、それにセビリアなんかが挙げられます。」
Aさん「聞いたことある都市がいっぱいだね。」
Bさん「でね、ぼくさ、これらスペインの諸都市の年間降水量を調べてみた。
果たして本当にスペインでは平野部に雨が多いのか?
内陸の高原地域と比べ、沿岸地域は有意に雨量が多いのか?」
Aさん「えっ・・・。」
Bさん「その結果、内陸は大体年間降水量が300〜500mm程度。
沿岸諸都市も400〜600mm程度と、言うほど大きな差がない事が判りました。」
Aさん「あぁ・・・。」
Bさん「確かに沿岸部の方が多少雨は多めだけど、言っても600mmとかなわけです。
これは東京の年間降水量約1500mmの40%程度に過ぎない。」
Aさん「そ・そうなんだ?」
Bさん「結果として、スペインでは平野部にも大して雨は降らない。」
Aさん「ヒギンズ教授完全否定!!」
そんな目くじら立てんでも。
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