【揺花草子。】<その719:ケルナグール。>
【揺花草子。】<その719:ケルナグール。>
Bさん「良くさ、『ドラクエの呪文どれか覚えられるとしたらどれ使いたい?』
て質問あるじゃん?」
Aさん「あぁ、うん、たまにあるねぇ。」
Bさん「阿部さんだったらなんて答える?」
Aさん「え? うーん・・・。
やっぱりルーラかなぁ。移動時間ゼロは魅力だよ。」
Bさん「えぇ〜? そうかなぁ〜?
ぼくは移動時間は移動時間で重要視してるんだけど。」
Aさん「あ、そうなの?」
Bさん「そうなの。移動時間ってさ、ぼくにとっては考えをまとめる時間なんだよね。
朝ここに来る途中のバスの中で、ぼくはいろいろ考えるんだよ。
今日はどうやって阿部さんをギャフンと言わせてやろうかとか、
どうやってココロを削ってやろうかとか、
どうやって凹ましてやろうかとか・・・。」
Aさん「ぼくを困らせることしか考えてないんだね!!???」
Bさん「まぁ、とにかく、ぼくはルーラはいりませんってコトさ。」
Aさん「はぁ・・・そうなんだ・・・。
じゃあブリジットはどんな呪文を覚えたいの?」
Bさん「うん、やっぱり、ベホイミかなぁ。」
Aさん「ベホイミ? そうなの? なんでまた・・・。
そんなにケガの多いタイプだっけ?」
Bさん「いやいや、そう言うワケじゃなく。」
Aさん「?」
Bさん「ベホイミが使えればさ。
阿部さんに対して精神的ダメージだけじゃなく
物理的なダメージを与えても大丈夫じゃん?」
Aさん「全然大丈夫じゃないよ!!???
なにその人でなしな発想!!???」
そんなに暴力的な子じゃありません。
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