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【揺花草子。】(日刊版:2014年)  作者: 篠木雪平
2014年1月
15/365

【揺花草子。】<その719:ケルナグール。>

 【揺花草子。】<その719:ケルナグール。>


 Bさん「良くさ、『ドラクエの呪文どれか覚えられるとしたらどれ使いたい?』

     て質問あるじゃん?」

 Aさん「あぁ、うん、たまにあるねぇ。」

 Bさん「阿部さんだったらなんて答える?」

 Aさん「え? うーん・・・。

     やっぱりルーラかなぁ。移動時間ゼロは魅力だよ。」

 Bさん「えぇ〜? そうかなぁ〜?

     ぼくは移動時間は移動時間で重要視してるんだけど。」

 Aさん「あ、そうなの?」

 Bさん「そうなの。移動時間ってさ、ぼくにとっては考えをまとめる時間なんだよね。

     朝ここに来る途中のバスの中で、ぼくはいろいろ考えるんだよ。

     今日はどうやって阿部さんをギャフンと言わせてやろうかとか、

     どうやってココロを削ってやろうかとか、

     どうやって凹ましてやろうかとか・・・。」

 Aさん「ぼくを困らせることしか考えてないんだね!!???」

 Bさん「まぁ、とにかく、ぼくはルーラはいりませんってコトさ。」

 Aさん「はぁ・・・そうなんだ・・・。

     じゃあブリジットはどんな呪文を覚えたいの?」

 Bさん「うん、やっぱり、ベホイミかなぁ。」

 Aさん「ベホイミ? そうなの? なんでまた・・・。

     そんなにケガの多いタイプだっけ?」

 Bさん「いやいや、そう言うワケじゃなく。」

 Aさん「?」


 Bさん「ベホイミが使えればさ。

     阿部さんに対して精神的ダメージだけじゃなく

     物理的なダメージを与えても大丈夫じゃん?」

 Aさん「全然大丈夫じゃないよ!!???

     なにその人でなしな発想!!???」


 そんなに暴力的な子じゃありません。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/01/15.html

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