【揺花草子。】<その849:復興支援と言う意図もある。>
【揺花草子。】<その849:復興支援と言う意図もある。>
Bさん「宇宙の意思を感じたい。」
Aさん「(あぁ〜・・・)」
Bさん「・・・ちょっと阿部さん!
なにその微妙な表情!!」
Aさん「イヤ・・・とうとうアレかと思ってさ・・・。」
Bさん「アレってなにさー!
残念な子扱いいくない!!!
そんな態度取ってると宇宙の意思によって
阿部さんにピンポイントで彗星が降って来るよ!!」
Aさん「宇宙の意思便利に使い過ぎだろ!!
宇宙レベルでいらない子かよぼくは!!」
Bさん「とにかく宇宙の意志を感じたいの。
一人称を『ワレワレ』とかにしたいの。」
Aさん「何だよその願望!」
Bさん「あと夜空を見上げて不意に涙を零したりしたい。
そして阿部さんに『ど・どうしたの?』って訊かれたら
『あの星もきっと誰かにとっての太陽なんだろうね。』とか言って
『なにわけ分かんないこと言ってんのさ・・・』ってツッコまれたい。
そして弱々しく、少しだけ悲しそうに微笑み返して
『何万年前の光かは分からないけどね。』って呟くように答えたい。」
Aさん「なにその微妙に深そうなストーリー!
それもう何らかの悲しい事情があって地球に溶け込んでるパターンじゃん!!」
Bさん「そしてそんな不思議ちゃんなキャラのぼく、
ある日を境にどんどん不思議言動がエスカレートするの。
回りに理解されず、みんなぼくのことを腫れ物みたいに扱うんだけど、
阿部さんだけは違くてさ。」
Aさん「えっ////」
Bさん「でもそんなある日、普段阿部さんより早くスタジオ入りしてるぼくが
一向に現場に現れない。
中の人も遅刻するとか聞いてないし、ぼくにもママンにも連絡がつかない。
こりゃおかしいぞって阿部さんが思ったその時・・・」
Aさん「そ、その時?」
Bさん「突如阿部さんの目の前に黒々とした四角い物体が現れる。」
Aさん「モ・・・モノリス・・・!」
Bさん「その通り。
そしてモノリスはゆっくりと語り始める。
──いや、語ると言うと少し違うかも知れない。
阿部さんの頭の中に、直接言葉がが流れ込んで来る、みたいな。」
Aさん「お・おぉ・・・。」
Bさん「そして阿部さんは知るんだよ。
ぼくが阿部さんよりももっと前に宇宙の意思を知っていたことを。
時を超え、次元を超え、特異点の向こう側に生まれた情報のパラドックスを回収するため
ローレンツ変換とスーパーストリング理論を応用して
シュヴァルツシルト半径を超えて行ったことを。」
Aさん「いやもう全く意味が分かりません。なに言ってんの?」
Bさん「とにかく、全てのきっかけとなるのがモノリスなわけ。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「なので高級雄勝硯を買って欲しいと
稟議を上げました。」
Aさん「小道具かよ!!!!」
却下しました。
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