【揺花草子。】<その816:食を科学する。>
【揺花草子。】<その816:食を科学する。>
Bさん「葛切りあるじゃないですか。」
Aさん「葛切り・・・あの葛切り? てゅるてゅるの・・・」
Bさん「そうそう。あの葛切り。」
Aさん「それが、どうかしたの?」
Bさん「葛切りってさ、お店で売ってる乾いたやつはさ、表面白いじゃん?」
Aさん「あぁ、うん、そうだねぇ。」
Bさん「でも、茹でると透明になる。」
Aさん「うん。確かに。」
Bさん「どう言う原理なんだろうね?」
Aさん「原理・・・ですか・・・?」
Bさん「だって不思議じゃない?
色がついてるものが消えるんだよ?
どう言うメカニズムなんだろう・・・。」
Aさん「まぁ言われると確かに不思議っちゃ不思議だけど・・・。
そんなの気にしたことないよ・・・。」
Bさん「これってさ、なんかに応用できそうな気がするんだよね。」
Aさん「なんかに?」
Bさん「例えば、武器を持ってないと見せかけて鋭利な葛切りの刃を持ってるとか。」
Aさん「葛切りで切れるのなんて豆腐ぐらいのものだろう。」
Bさん「さらに、透明になる特性を生かして、葛切りで編んだ布を材料にすれば。」
Aさん「うん・・・。」
Bさん「光学迷彩とか実現できそうじゃない?」
Aさん「透明になるのは布だけどな。
中身はむしろくっきり見えるけどな。」
結論:食べればいい。
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