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【揺花草子。】(日刊版:2014年)  作者: 篠木雪平
2014年4月
112/365

【揺花草子。】<その816:食を科学する。>

 【揺花草子。】<その816:食を科学する。>


 Bさん「葛切りあるじゃないですか。」

 Aさん「葛切り・・・あの葛切り? てゅるてゅるの・・・」

 Bさん「そうそう。あの葛切り。」

 Aさん「それが、どうかしたの?」

 Bさん「葛切りってさ、お店で売ってる乾いたやつはさ、表面白いじゃん?」

 Aさん「あぁ、うん、そうだねぇ。」

 Bさん「でも、茹でると透明になる。」

 Aさん「うん。確かに。」


 Bさん「どう言う原理なんだろうね?」

 Aさん「原理・・・ですか・・・?」


 Bさん「だって不思議じゃない?

     色がついてるものが消えるんだよ?

     どう言うメカニズムなんだろう・・・。」

 Aさん「まぁ言われると確かに不思議っちゃ不思議だけど・・・。

     そんなの気にしたことないよ・・・。」

 Bさん「これってさ、なんかに応用できそうな気がするんだよね。」

 Aさん「なんかに?」

 Bさん「例えば、武器を持ってないと見せかけて鋭利な葛切りの刃を持ってるとか。」

 Aさん「葛切りで切れるのなんて豆腐ぐらいのものだろう。」

 Bさん「さらに、透明になる特性を生かして、葛切りで編んだ布を材料にすれば。」

 Aさん「うん・・・。」


 Bさん「光学迷彩とか実現できそうじゃない?」

 Aさん「透明になるのは布だけどな。

     中身はむしろくっきり見えるけどな。」


 結論:食べればいい。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2014/04/22.html


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