【揺花草子。】<その804:ブリジッチャレンジ。>
【揺花草子。】<その804:ブリジッチャレンジ。>
Bさん「食レポしたい。」
Aさん「あー・・・うーん・・・。」
Bさん「ダメ?」
Aさん「ダメって言うかさ・・・できるの?」
Bさん「できるよっ! たぶん!」
Aさん「たぶんかよ! 自信ないのかよ!」
Bさん「やったことないもん、自信なんてあるわけないじゃん!」
Aさん「あれ、小学生の頃やってたんじゃないの?」
Bさん「っっっ////」
Aさん「『ブリジットの晴れときどき☆ドキドキ』で・・・」
Bさん「番組名を覚えてるのが腹立たしい!////」
Aさん「その日の給食を食レポ張りに紹介するコーナーあったんでしょ?」
Bさん「う・うん・・・あったけど・・・。」
Aさん「そう言う意味では、少しは経験値があるってことかな?」
Bさん「ま・まぁね!
それになによりなんて言うの生来持った資質と言うんですか、
やっぱり美食の国に生まれた人間ですからねこっちは。
フォアグラ並みに舌が肥えてるよ。」
Aさん「舌が肥えてることをフォアグラで表現するやり方は初めて聞いたよ。
じゃあまぁ、とにかく相応にうまくやる自信あるんだ?
さっきは自信ないなんて言ってたけど、あれは言葉の綾と?」
Bさん「ま・まあ、そういうコトですよ。
さっきのは阿部さんが巧妙にぼくのセリフを誘導したせいだよ。
動揺してただけ。」
Aさん「いや別に誘導したつもりはないんだけど・・・。
じゃあ試しに、この後の休憩で食べる予定で用意されてる
そこそこお高いチョコ詰め合わせのこれをレポートしてみてよ。」
Bさん「えっ!? 今!?」
Aさん「えっ? 違うの?」
Bさん「い・いや・・・うん・・・。
やるよ? ビシッと食レポ決めてみせるよ?」
Aさん「うん、はい。じゃあどうぞ。」
Bさん「えー・・・。
・・・20センチくらいの正方形を9つに間仕切りしたところに
ひとつひとつチョコが並んでます。」
Aさん「それは見た目のハナシだろ。」
Bさん「ホワイトチョコレートで模様が描かれてたり粉糖で飾ってあったり。」
Aさん「それも見た目だね。」
Bさん「・・・とても美味しそうです。」
Aさん「それはぼくも解る。」
Bさん「チョコレートの宝石箱や〜!」
Aさん「下手くそか!!!
宝石箱って言っときゃいいと思ってるだろ!!」
食レポは向きませんでした。
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