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女帝

作者: 遼馬

 恐竜たちが生まれる何億万年も前のことだ。

地球は小人たちが支配していた。「こびと」と言うとかわいくていい人ばかりの印象があるが、とんでもない。

現代の人間同様、悪い奴もいれば戦争もする。国家が創られ王も現れる。

 ここに一人の女帝がいた。約8億人の小人の国のトップだ。

「私の声は神の声じゃ!神のお告げは絶対である。全ての富を神に捧げよ!全ての作物を神に捧げよ!そうすれば全ての民に幸せが訪れるだろう!」

 そう、彼女は独裁者だった。

多くの国を滅ぼし、全世界を支配する勢いだった。

全ての金品財宝は彼女の城に集めさせた。歯向かう者は一人残らず軍隊を使って亡き者とした。

最高の料理、服、豪華絢爛な城、権力、全て揃っていた。

 ただ全てを手に入れた独裁者が最後に求めるもの、それはいつの時代も同じである。

「永遠の若さと美貌」

あらゆる手段を使って全世界から効果のあるものを集めた。

医者、占い師、祈祷師、科学者・・・専門家たちは数々の方法を試した。

そんな中一人の発明家が「若返り装置」なるものを持ってやってきた。現代の日焼けマシンのような装置だ。

「この装置は何人もの人で実験し、効果は証明されております。是非お試し下さい。」

「ならば1日その箱に入り試してみようぞ。」

 女帝は丸1日、その箱の中で過ごした。

翌日、女帝は鏡を見て驚いた。白髪は消え、肌はツヤツヤになり、しわは減っていた。

「なんとすばらしい機械じゃ!」

それからというもの、女帝は毎日その機械に入り、鏡を見ては満足げに笑った。

「これで私は永遠の若さと力を手に入れた!永遠の神となったのだ!」


 軍人たちは以前からクーデターのチャンスをねらっていた。

毎日毎日その機械に入る女帝、ある日女帝が機械に入ったのを確認し、太いロープで機械ごとグルグル巻きにした。さらに確実に消し去るため、はるか遠くの火山の割れ目の奥深くに投げ入れた。

「永遠に消えろ!悪魔め!」


かくして小人の世界には平和が訪れ「やさしい小人」の世界が長く続きました。


数億万年の時が流れ、小人の時代は終わり、その後に現れた恐竜たちも絶滅しました。


むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがおりました。

ある日おじいさんはいつものように山へ竹取に出かけました。

するとなんと1本の竹が美しく光っているではありませんか・・・・・・






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