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第二の矢

俺は皇居の中に入った。

中は薄暗く、黒い霧が舞っていた。

「これはなんだ?」

『神崎彦真よ』

『村正か?』

『ああ、これは俺の能力と似ている』 

『どう言うことだ?』

『分からん、だがこの先は用心することだ』

この霧が村正と同じと言うことは呪いに耐性がないと動けないくなる、または最悪気を失うことになるかもしれない。

俺は皇居の中に入り、進んで行くとでかい玄関口に入ると人が一人立っていた。

「誰だお前は?」

「私は針生 殻也」

「お前の名前は分かった、偉人は誰だ?」

「そんな重要なことを貴方に話すわけないじゃないですか」

なんだかイラつく言い方だがそれも戦いの中では大切なことなので、普通は自分に不利益な情報は言わない。

とは言え、情報がない以上こちらから動くわけにはいかないし相手は当然俺や皇護の偉人を知ってると考えたほうが良い。

「来ないのか?」

「むやみに動かない方がいいと思ってな」

「何やら考え込んでいるようだが、無駄だぞ」

「どう言うことだ?」

「時期に分かる」

針生は地面に手をついた。

「残鬼招来」

そう言った瞬間に地面に弾けるように黒い亀裂が走り、そこから幾百もの足音が響き渡る。

地面から立ち上がる亡者たちは、半透明の鎧武者や槍兵、僧兵、足軽など。

それぞれが刀や槍を持ち多くの幽霊が立ちふさがる。

「くそ」

俺は無銘で応戦するが数が多く、さばき切れない。

一人一人斬る、そして次第に囲まれた。

「邪魔だ」

一人を斬ると一瞬で辺りが暗くなった。

「ここは?」

「彦真!!」

そう言ったのは柚葉だった。


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