DAY18【冬模様】
私の家にはなぞの生物がいる。
身長5㎝重さ大体ほこりぐらい、
このなぞの生物の名前を「ほこり」と名付けた。
この「ほこり」の新しい情報が入ったのでここに示そうと思う。
白い息が空に溶けていく。外はすっかり冬模様だ。
「ふぁ~、もうこんな時間ですか。」
時計を見ると針は10時を過ぎており寝すぎてしまったようだ。
すると手にもふっとしたものが乗っかる。
「あ、ほこり、今ご飯作るから待っててね。」
そう、白くてもふもふの、ほこりだ。
「今日は、雪かきしなきゃな~」
外を見て私はそうつぶやいた。窓は半分ぐらいうもっておりまともに外に出られない、か。
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「ほこり、、鍋ができたよ~」
ほこりは鍋を見ると嬉しそうに「きゅい~」と鳴いた。
「うふふ、嬉しそう。それじゃあいただきま~す。」
いつの間にか、時間は昼過ぎ。意外と鍋を作るのに時間がかかってしまった。
「午後は、やるか~。寒いの苦手だけれど。」
そう言い鍋の汁を飲み干した。
「あったかいお汁が体に染み渡るな~。もう外出たくないな。でもやらなくちゃ」
そう言い雪かき用のスコップを持って玄関へ向かった。
扉を開けるとそこは白い世界だった。ただし断崖絶壁の。
「あぁ~めっちゃ積もってんなぁ。めんどくさい。」
すると足元で何かがさわさわっとした。
「あ、ほこり、ついてきたのか。」
だが、足元を見ると何もいなかった。だがしっかり見ると真っ白に中にほんの少しグレーのほこりがいた。
「、、いた。どうしたの?ほこり?」
そう聞くとほこりは雪を分ける仕草をし始めた。
「もしかして、手伝ってくれるのか?」
ほこりはYESとでもいうかのように「きゅい」と鳴いた。
「ありがとね。ほこり、それじゃあ早速、始めるか!」
「雪かき大作戦、スタートだ!!」