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神様のドジで死んだ青年は異世界を往く  作者: どりとん
異世界突入
5/7

第四話

第四話出来ました。

本当に地の文も難しいですし、太一の口調も大変です……

今回から「太一」→「タイチ」となっておりますが、これは異世界に行ったということにしておいてください。

目指せ1000PV!(現在500ちょい)

「んん……」


 瞼を通しても尚明るい光。頬に当たるひんやりとした感触。そして鼻に僅かな土の香りを感じながらタイチはゆっくりと意識を取り戻した。

 

「……っ……っと、ここが異世界?」


 タイチは意識をはっきりさせる為何度か軽く頭を振ると、状況を確認するため辺り一帯を見渡す。


「何処だよ……ここ……森か?」


 目に入ってきたのは自分の何倍もの太さの幹を持ち、青々とした葉を広げた巨大な木々。まだ昼間らしく、所々に木漏れ日の光が地面に指している。


「はぁ……」


 見慣れぬ景色に改めて自分が異世界にいることを思い知ったタイチは近くの木に触れながら、その大きさに感嘆の溜め息を漏らす。


「……っと、まずは隠れないと」


 次元の狭間にいた時シエルに教えられたことを思い出し、タイチは素早く木の陰に身を隠す。


「まずは自分のステータスを確認しないとな……《ステータス》」

 

==================================================================================

 古嶌 太一 (コジマ タイチ)   【lv1】


 人間:男   年齢:19  


 【筋力】:2

 【耐久】:3

 【魔力】:1

 【魔防】:1

 【敏捷】:2


 ・通常(ノーマル)スキル

  〔識別眼〕 〔言語理解〕

 ・固有(ユニーク)スキル

  〔創造〕 〔ドレイン〕 〔隠密〕 〔隠蔽〕

  〔アイテムボックス(無限)〕 〔奪取不可属性付与〕


==================================================================================


「ん、スキルが増えている? ……そういえば」


 シエルが言語系のスキルは後で渡すと言っていたことをタイチは思い出す。


「というか本当に、異世界なんだよな……」


 タイチは上を見ながらポツリと呟く。 目に入ってくるのは見慣れた日本とは全く違う異世界の景色。 その景色にタイチは改めて自分は異世界にいる事を実感する。


「そういえばあんな突然の転移だったけど何処か怪我とかしてないよな?」


 フィリルに突き飛ばされる形でこの異世界に来た為、影響が無いか心配になったタイチは自分の体に目を向ける。 目を向けた自分の服装は普通のスポーツ靴にジーパン、長袖のシャツにパーカーという至って普通の格好で幸いなことに外見では特に体や服などには傷はないように見える。


「大丈夫そうだな……なら次はスキルを試してみるか……《隠密》」


 スキルはどういう物なのかを知りたかったので、タイチは試しに〔隠密〕を発動させる。


「変わったところは……特にないよな」


 感覚的には何も変わらない。 なら体はどうだ、とタイチは自分の体に目を向けるがこちらも特に変化は見られない。変化の無い自分の身体を見まわした後、効果は実際に試してみるしかなさそうだな。 とタイチは結論づける。


「それじゃあ効果を試すためにも、早速探索に行きますか」


 ついでに角情報収集もしないといけないしな。 腰に手をあて軽く伸びをした後、タイチはそう考えながら森の中へと歩き始めた。

  

*****************************


「広すぎんだろ……ここ……」

    

 体感で2時間程だろうか。 あまり広大すぎる森に一旦探索を中断したタイチは、自分が倒れていた場所の近くにあった木へと戻ってきていた。


「けど、収穫はあったな。 隠密はちゃんと効いているのがわかったし。 だけど……」


 実際タイチは森の探索中において魔物と思われる生物を何度か目撃していたが、その生物がこちらに近づいてくる事は一回も無く、こうしてこの場に戻ってくるまで一度も襲われることはなかった。 だが、タイチは探索中に別の問題に突き当たっていた。


 それは〔識別眼〕の効果範囲だ。自分の位置から4,5メートル先なら識別可能ではあるものの、それ以上となると名前以外は全く識別できなかった。


 原因が何かは分からないが、タイチが遠くの魔物の影相手に識別眼を発動させても魔物のステータスは全くと言って良い程見ることが出来ず、運良く見れたとしてもせいぜい名前が分かる程度でしかなかった。


「シエルさんに聞いておけば良かったな…… あ~くそっ!」


 何が用心深い質だよと、がしがしと頭を乱暴に掻きながらタイチは過去の自分に悪態を付く。 だが、今そんなことをしている場合ではないのでタイチは早々に気持ちを切り替えると、この探索中に手に入れた物の整理を始めることにした。


「さっさと終わらせないとな……《アイテムボックス》」


 タイチが唱えると何も無い空間から突如として草や茸などが現れ、地面に落ちていく。最後の茸が落ちた後、タイチの足元には小さな山ができていた。


「見る限りでは多く取れたと思ったけど……茸が大きいから見た目よりはあんまり採れてないか」


 自分の足元に出来た小さな山を眺めながらタイチは一人呟く。


 以下が探索でタイチが入手したものである。


   ・特上薬草×10

   ・麻痺茸×5

   ・猛毒茸×4

   

「結構採れないもんだな……。まぁ、原因はわかってるんだけど……」


 その原因が自分自身であることが分かっているタイチは溜息を吐く。 初めての異世界、しかも目に入る物全てがタイチには未知のものだったので、その風景に惹かれ足元をよく見ていなかったからだ。


「……なんとなく効果はわかりそうな名前だけど念の為に確認しとくか……《識別眼》」


 そう言ってタイチは〔識別眼〕を発動させ、採取物の山を見る。


--------------------------------------------------------------------------------

 

 『特上薬草』

  ・・・薬草の中でも特に薬効が高い薬草。

   それ単体ではもの凄く苦い。


 『麻痺茸まひだけ

  ・・・麻痺効果のあるきのこ

   少量でも十分に麻痺させることのできるほどの強力な麻痺毒を含む。

   絞った汁にも同様の効果が表れる。


 『猛毒茸もうどくだけ

  ・・・猛毒を含んでいる茸。

   少量でも十分に猛毒にできるほどの毒を含んでいる。

   その毒は直ちに解毒しないと命に関わる。

   絞った汁にも同様の効果が表れる。


--------------------------------------------------------------------------------


「……以外に使えるものばっか……特に薬草はデカイ」


 苦いといっても特上とあるのだから薬効はかなりあるのだろう。これからの間、重い軽い関わらず怪我することは絶対あると断言できるので、ここで取れたのは幸運とも言える。他の2種類の茸もかなり使えそうだ。とタイチは識別結果を見て満足げに頷く。


「薬草があるから万が一の怪我への対処は可能になったとして……、次は武器を作らないとなぁ……」


 石を片手で軽く投げながらタイチは武器について考える。(石については元々探索する前に武器作りを念頭に置いていたタイチは探索している最中に硬そうな石を幾つか拾っていた)。


 この森から脱出するにしても魔物との戦闘は避けられない。 なら、敵と出会ってない今のうちに武器を作っておくべきだよな。と、タイチは様々な武器を頭に思い浮かべる。


「武器になりそうなのが今は石と茸の毒しかないんだよな……。 どうするか……」


 手に入れた茸の識別結果を見る限りでは、効果はかなり期待できる。石に関しては〔創造〕で何かしら作れるだろう。茸の毒の活用法について考えていると1つの課題が浮かび、タイチは顔を曇らせる。


「問題はその毒をどうやって、なんだよな」


 どんなに強い毒だとしても相手を毒にすることができなければなんの意味も持たない。ならその毒をどうやって相手の体内に入れるか。その問題がタイチを悩ませる。平和な家庭で育ってきたタイチは今までそんな狩りの真似事などした事はない。ただひたすらに考える。


「……妥当なのは〔隠密〕を使っての不意打ちだよな」

 

 しばらく熟考して出た案がそれだった。〔隠密〕で敵に気づかれないように近づき、毒を塗った武器で攻撃して毒を回らせ仕留める。〔隠密〕は実際に使用したため、効果に関しては疑う所などは何も無い。考えられる限りではそれが一番安全に魔物を倒せるだろう。


「なら、次はその武器をどうするか……だよな」


 戦い方が決まったところで次はそれに利用する武器を決めなければならない。武器に関しても自分が使うものなのだから慎重に選ばないといけないだろう。可能なら遠距離が良いと思っているタイチは当てはまる武器を模索する。


「……針はどうだ? 刺さって怪我が心配だけどそれは木箱か何かに入れとけばいいし、毒を先端に塗っておけば遠くからでも狙える……」


 針ならば〔創造〕の制限があったとしても、今持っている石でもそれなりのものを作れるだろう。


「……針にするか」


 使う武器を決めたタイチは早速針作りを開始する。


「といっても石持って〔創造〕を使えばいいだけの話だしな」


 問題はイメージ力だが、針を創造する分には問題はないだろうと判断したタイチはゆっくりと目を閉じる。


「出来るだけ細い針をイメージして……《創造》」


 タイチの掌に乗っていた石が淡く光る。光が収まった後には5cm程の細長い針が5本出来ていた。手に入れた石のほとんどを創造し終えると合計40本の針が完成していた。


「後はそこらの木で入れる箱と茸を潰して汁を……っと、よし!準備も出来たし軽く狩りに行くか!(ストッ)……ん?」


 タイチが針を入れた木箱を片手に持ち、最後に残った石で各茸の汁を保管する容器を作り終えると同時に何かが着地したような音が背後からタイチの耳に入ってきた。


 気のせいじゃないか? と思いつつも、タイチは後ろを振り返り、確認する。


 するとそこには


--------------------------------------------------------------------------------


 サーチラビット 【lv101】


 【筋力】:1000

 【耐久】:800

 【魔力】:15

 【魔防】:10

 【敏捷】:1300


  ・通常ノーマルスキル

   〔瞬動〕 〔探知〕 〔跳躍〕


--------------------------------------------------------------------------------


 耳を真っ直ぐに立て黒い目でこちらをジッと見つめる茶色の毛並みを持ったウサギがいた。


「…………は?」


 


***********



(……レベル101!? いくらなんでも高すぎないか!?)


 突如として現れた襲撃者のレベルにタイチは思わず目を疑い、もう一度サーチラビットのステータスを確認する。 だが、ステータスの数値には変化が見られなかった。


(しかも以外に見た目普通のウサギだし……その前に隠密を発動しているこっちを見付けるとか……てか、能力値高っ!)


 目の前には可愛らしいウサギだが、そのウサギに信頼できる《隠密》があっさり破られたことに驚きを隠せないタイチ。 しかも、ステータスにおいても圧倒的と言える程の差が生じていた。


「……既に詰んでないか?」


 考えているうちに答えが出てしまい、どうやって逃げようかとタイチが模索していると、突然目の前のサーチラビットが体勢を低くしてこちらに向かって跳躍して迫ってくる。サーチラビットは跳躍したその速度のままウサギ独特の短い足をこちらに向けてきた。


「……!」 


 やばい。と鳥肌が立ったのを感じたのと同時に、タイチの体が勝手に左へと跳び退く。するとサーチラビットがタイチの真横を通り過ぎ、背後の木へとぶつかる。 直後、バギギッと木が折れる音がタイチの耳に入る。 タイチはサーチラビットを見失わないようにすぐに後ろへ振り返るが、振り返った先の光景に言葉を失くした。


「……嘘、だろ…………?」

 

 先程まで背後にあったドラム缶よりも太さのある木がサーチラビットの蹴りで根元から折れ地面に倒れていた。


(……あんな蹴りでこの威力……動かなかったら俺、死んでたぞ)

 

 咄嗟に回避行動が取れたのは九分九厘まぐれだ。だが、もし当たっていたとしたらタイチはあの一撃で簡単に命を絶たれていただろう。


「ッ……!」


 一気に「死」という現実を目の前に突きつけられ、それ(・・)を自覚した瞬間タイチの口の中は一瞬にして乾く。 全身から嫌な汗が吹き出し、心臓が痛いくらいに鼓動を打つ。


「……くっ!」


 死を意識した直後だというのにサーチラビットが再びタイチに向け攻撃を仕掛けてくる。それをタイチは再び左に飛び退くことでなんとか避ける。


「本当に死ぬぞ。こんなの1発でも食らったら」


 落ち着くために一回深呼吸してから〔隠密〕を解く。それと同時に辺りを見渡していたサーチラビットがこちらを向く。


「少しの間見失ってたみたいだけど……ッ!?」

    

 考える隙を与えないつもりなのか、再びサーチラビットが攻撃を仕掛けてくる。 それを右に避けることで躱す。 だが、サーチラビット蹴りがほんの僅かだが服に引っかかる。


「うぐ!……がっ!!」

  

 引っかかった服はすぐにサーチラビットの足から外れるが、一瞬で訪れた凄まじい衝撃がタイチの全身を隈無く叩く。


 タイチは咄嗟に先ほど手に入れた特上薬草を口に突っ込む。葉の独特な香りが口の中に広がると同時に悶絶するほどの苦みが舌を襲う。 だがタイチはそんなのはどうでもいいと顔を顰めながらも強引に咀嚼する。 すると、早速効果が現れたようでゆっくりとだが全身の痛みが引いていく。


「……掠っただけでこれか?」

   

 タイチは動けるようになった体でなんとか起き上がり、サーチラビットを視界に捉えながら呟いた。

  


************************


「くっ!」


 何度目になるかわからないサーチラビットの蹴りをタイチはギリギリで躱す。 サーチラビットの蹴りの速度は尋常ではないが、その小さな体躯のおかげでタイチは紙一重ではあるが何とか蹴りを躱せていた。 そしてタイチは躱し続けている内に分かったことがあった。


 それはあのサーチラビットに効かなかったと思っていた〔隠密〕についてだった。 どうやら〔隠密〕は効いていなかったのではなく、サーチラビットの〔探知〕が捉える間しか効果を発揮できていなかったのだ。そしてその〔探知〕のスキルが働いているのがあの長い耳なのだろう。


「あの耳がこっちを向いたら見つかって、蹴りを避けたら見失って……今までそれを繰り返してたってわけか……」


 視線の先には耳を立て辺りを窺っている様子のサーチラビットの姿がある。 先程蹴りを躱したばかりなのでまだ見つかるには多少の猶予がある。


「今はなんとか反応できてるけど、このままじゃ死ぬよな、俺。 どうする…………」


 何かいい手段はないか。と考えを巡らせるが、いくら考えても妙案が浮かばず、貴重な時間が過ぎていき徐々にタイチの胸の中に焦りが募り始める。


「どうする……! ……つっ!」


 取り敢えず武器を持とう。とタイチは木箱の中に入っている針に手を伸ばす。その時まだ毒を塗っていない針が浅くタイチの指に刺さる。その痛みで焦りが消え、冷静になったタイチの頭に妙案が浮かぶ。


「確かウサギは……なら!」


 タイチは木の小箱に入っている針を2本だけ抜き取り、残った針を全て使って別のものを〔創造〕する。創造によって出来上がった「それ」は三角錐の棘の形をしていた。


 ――それは『撒菱』だった。材料の量もあり、ビー玉ほどの大きさのものが20個程しか作れなかったが、この妙案を実行するにはギリギリ足りていた。


「近くに来るまで分からないだろうよ! この大きさならな!」


 そして、タイチすぐさま木箱の中に麻痺茸の汁をぶちまけ、地面に向けて作った撒菱を全て撒く。


 太一が思いついた案とはこうだ。


『サーチラビットをまきびしを撒いた場所へ突っ込ませる』


 素早くて当てられないのならあらかじめ罠を張ってそこにおびき寄せればいい。タイチは以前飼い方の本でうさぎは視野が広いが近眼と読んだことがあった。 これ程小さいまきびしならかなり寄らない限り見つけることはできないし、今撒かれたのも見えていないだろう。


「ま、あいつがうさぎの特性を持っていればだけどな」


 地面に撒き終えた直後サーチラビットの耳がこちらを向く。どうやら見つかったようだ。


「ほんと〔探知〕チート過ぎるだろ…… ――さて、やるしかない……」


 〔隠密〕を発動させていても20秒程で見つかる。その出鱈目すぎる能力にタイチはため息を吐くと同時に覚悟を決める。


「上手くいかなかったら終わりだよな……」


 これが失敗すれば手元に残っている針2本が最後の武器になる。流石に2本であのサーチラビットに当てられる技量などタイチにはない。


「ふぅ……っ!」


 緊張せいか鼓動が早い心臓を落ち着かせるためにタイチはゆっくりと深呼吸をする。サーチラビットはタイチの出方を窺っているのか動く様子がない。


「……」


 どちらとも動こうとせず、睨み合ったままただ時間だけが過ぎる。 ――その沈黙を破ったのはサーチラビットだった。


「!」


 僅かに動いたサーチラビットを見て、タイチはまきびしを撒いた場所の中心地へと走る。 その時サーチラビットが今までよりも遥かに速いスピードでタイチめがけ跳躍してくる。


「なっ!?」


 今までよりも速度が増した跳躍にタイチの対処が一瞬遅れ、蹴りが脇腹を浅く捉える。


「ぐっ……!!」


 数瞬後強烈な衝撃が体を襲い、ミシリ、と嫌な音が耳に伝わるとタイチの体はまるでゴム毬のように吹き飛ばされ、その勢いのまま木に叩きつけられる。 そして同時にサーチラビットは撒菱を撒いた辺りに突っ込み、土煙が立ち込める。


「ごほっ!……うっ!……ど、どうなった……?」


 全身を強打しタイチは痛みに咳き込むが、まだ安心できる状況ではないため、痛む体に鞭を打ってサーチラビットの状態を確認するために撒菱を撒いた場所へと近づく。


「……!」


 土煙が晴れていく。 その直後、タイチは体に痛みが走るのにも関わらず無言のまま左手で拳を握る。そこには誘導が成功し、撒菱に塗ってあった麻痺毒が回り体を痙攣(けいれん)させているサーチラビットの姿があった。


「最後に毒矢を打っておかないとな」

   

 タイチは痛む体に鞭打ち、残った針に今度は猛毒茸の毒を塗り、麻痺しているサーチラビットに向かって刺す。すると毒がたちまちサーチラビットの体を蝕み始め、しばらくして、サーチラビットの痙攣していた体はその動きを止めた。


「な、なんとか勝った……!」       


 初めての戦闘の勝利にタイチは大きく安堵のため息を吐きながら近くの木へとゆっくり(もた)れかかった。

読んで下さりありがとうございます。

読みづらい点・誤字脱字などがありましたらコメントを頂けるとありがたいです。

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