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神様のドジで死んだ青年は異世界を往く  作者: どりとん
プロローグ
1/7

第一話

初めまして。 この小説に来てくださってありがとうございます!

拙いものですが楽しんでいただけたら幸いです。

「……?」


 彼、古嶌太一(こじまたいち)は、何もかもが白い空間に一人立ち尽くしていた。耳を澄ませても物音は一切せず、辺りを見渡しても目に入ってくるのはただ白のみ。後ろから差しているのか、目の前には自分の形をした影が見える。


「え~と、此処は?」


「強いて言うとしたら……世界の狭間かしらね」


「うおっ!?」


 突如として背後から掛けられた声に驚き、太一は声を出せないまま弾かれたように背後向く。するとそこには一人の女性が立っていた。


「えーと……どちら様ですか?」


 内心の驚きをどうにか隠しながら、太一は女性に問いかける。


 女性は傍から見ても美人だと分かる容姿だった。瞳と髪は黄金のように輝く金。顔全体を見れば真面目な印象を受けるが、口元に浮かべている笑みの為かでどことなくいたずら好きのような印象を受ける。身長は太一より僅かに低いぐらいで、細長い手足と白い肌のモデルタイプのような体に纏っている白い服は淡い光を放っている。


 思わず太一は見蕩れそうになるが頭を振ることで何とか平静を保ち、いきなり現れた女性を見る。


「初めまして。私の名前はシエル、地球を任されている神様よ。 どう? 驚いた?」


「驚くも何も初対面の人を驚かせるという行為自体がさっぱり理解できませんよ」


 軽い調子で話しかけてくる見知らぬ女性に太一は内心の不信感を強め、女性を鋭い目で見つめる。


「そんな怖い顔しなくても……こうしたのはよく小説とかで出てくる硬っ苦しい神様にしない為よ。 それに……こっちの方がこの後お互い話しやすいでしょ? 」


 そんなことを言いながら女性は太一にウィンクしてくる。


「話しやすいかどうかは人によって変わると思いますけど……それは兎も角、シエルさん……でしたっけ? 貴方は本当に神様なんですか?」


「なら確かめてみる? 貴方が内心抱いている不信感を解くためにも」


 そういったシエルはにやぁ、と口角を上げ、顔に笑みを浮かべる。


「ど、どうやって?」


 見抜かれていた事に衝撃を受ける太一だったが、それよりもシエルの浮かべる笑みに薄ら寒い物を感じ、顔に一筋の冷や汗を流しながら恐る恐るといった様子でシエルに尋ねる。


「貴方の名前は古嶌太一。歳は19、趣味は……」


 尋ねた途端にシエルの口から自分についての情報がでてくる。まだ自己紹介もしていないにも関わらず、シエルの口から自分の名前が出たことに太一は驚くが、次々出てくる自分の情報がある点に差し掛かった時、太一の顔から驚きの表情が消えその代りに口元を引きつらせた笑いが浮かんでいた。





*******





「……っと。 どう? これでもまだ信じられないかしら?」


「疑って大変申し訳ありませんでした」


 シエルが喋り終えるとそこには額をつけ、綺麗な土下座をする太一の姿があった。自分の趣味や、隠し事、女性のタイプなど友人にも話していない胸の内にしまっていた秘密でさえもシエルに喋られた太一はシエルが神であることをあっさり認め、ただ謝罪の言葉を口にしていた。


「あははははっ!! その様子なら私が神だってわかったようね!……くくっ」


 太一の豹変ぶりがツボに嵌ったのか、シエルは腹を押さえ大声で笑っていた。


「流石にそこまで大笑いされると恥ずかしくなるんですけど……」


 シエルの反応から土下座を止めた太一は尻すぼみな声でゆっくりと立ち上がる。


「ふぅ……。さて、私が神だと分かったところで私に色々質問したいことがあるでしょうけど……まずは座って頂戴」


 ひとしきり笑って満足したのか、目の端の涙を拭ったシエルはそう言いながらパチンと指を鳴らす。すると二人の目の前にオフィスなどにありそうなごく普通の椅子が二脚現れた。


「本当に神様なんですね……」


 虚空から椅子が出てくるのを目の当たりにした太一は改めてシエルが神なのだと知り、唖然とした声を出しながらも言われた通りに椅子に腰かける。


「それで……私に聞きたいことがあるんじゃないかしら?」


「はい。なんで俺はこんなところにいるんですか?」


「その答えこそが私が此処に現れた理由よ」


 瞬間シエルの表情が改まり、声が一気に厳しくなる。その様子を目の当たりにした太一はその豹変ぶりからただならぬものを感じ、口を閉じて静かにシエルの次の言葉を待つ。


「貴方が此処にいる理由……それはとある神が起こしてしまった事故のせいで貴方の存在が地球から消えてしまったからよ」


「……は?」


 張り詰めた空気の中シエルの口から出てきた言葉は太一の予想だにしないものだった。


 

皆様の小説を読んでいるうちに「書きたい」と思い、書いた作品です。

そのためほぼ見切り発車……どうしよう。

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