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Wピース ☆修正あり



「な、なんだよこれ!?」


 その日の夕方。

 庭に並べられた大量の魔物を目の当たりにして、リリナは絶句した。


 ワイルドベアーが5匹とホワイトバードが18匹。

 実際に置かれているのを見ると凄まじいインパクトがあった。


「今日の収穫なんだけどリリナ。解体作業を任せられるか?」


「……やれるだけやってはみるけど、流石に1日で全部は無理だよ。あまり期待しないでくれ」


「いや。出来るところまでやってくれれば大丈夫だよ」


 解体作業が終わらなかったものについては、魔法のバッグに入れておけば腐敗の心配もない。


 バッグの容量を圧迫してしまうことは間違いないが、そこは仕方ないと割り切るしかないだろう。



 ~~~~~~~~~~~~



 その日の夕食は、昨日捌いた熊肉をふんだんに使用したシチューであった。


 差し詰めそれは、ビーフシチューならぬベアーシチューと言ったところだろうか。


 悠斗たちが遠征している間にリリナはずっと夕食の下準備をしていた。

 トロトロになるまで鍋の中で煮込んだ熊肉は、昨日食べたものとはまた違う旨さがあった。


「リリナ。邪魔をするぞー」


 夕食を終えた悠斗は、風呂に入ってからリリナのいる部屋を訪れていた。


「ああ。どうしたんだよ。ユート。お前の方から呼び出すなんて珍しいじゃないか」


「……いや。何時も家の仕事を頑張ってくれているリリナに労いが必要かな、と思ってさ」


「はぁ? それは一体どういう意味だよ」


「もしかして……気付いていないとでも思っていたのか? 昨日リリナが俺たちが風呂に入っている間に何をしていたか。俺は全て知っているんだぜ」


「……ッ!?」


 悠斗の指摘を受けたリリナはカァァァッと顔を赤くする。


「ま、待ってくれ! あれはそのっ! 若気の至りというか……魔が差しただけで違うんだ!」


「いやいや。照れなくてもいいんだぞ。水臭いじゃないか。欲求不満なら俺が魔法を使って何時でも解消してやるのにさ。こんなふうに」 


 そこで悠斗が使用したのは、対象の性的感度を上昇させるルードの魔法。

 その効果が絶大であることは、スピカとシルフィアの体で既に検証済みである。


「ユ、ユート……。これは一体……?」


 これまで自分を慰めることでしか快楽を知らなかったリリナにとってルードの魔法は、凄まじく刺激の強いものであった。


 未曾有の快楽に飲み込まれたリリナは、腰が砕けてヘナヘナと床に腰を下ろす。


(少し強引な気はするが……。こうでもしないとリリナが自分の気持ちに素直になれないだろうしな)


 悠斗はそんなことを考えながらも水魔法と呪魔法をブレンドした《触手魔法》を発動する。


 最初に試したときは6本までしか出すことの出来なかった触手であるが、今では最大で10本まで出すことが出来るようになっていた。


「大丈夫。リリナは体の力を抜いて楽にしていてくれよ。悪いようにはしないからさ」


 悠斗はそう前置きすると不敵な笑みを零すのであった。



 ~~~~~~~~~~~~



 夜。

 リリナの部屋から奇妙な音を聞いたサーニャは目を覚ます。


(この声はリリナのものでしょうか……?)


 不審に思ったサーニャは、寝惚け眼を擦りながらもリリナのいる部屋を訪れる。




(諸事情により文章のカットを行いました)





「大丈夫、なのです! 何も見ていないから、安心して欲しいのです。む、むしろお兄ちゃんとお姉ちゃんが仲良くしているみたいで、嬉しいのです! はい!」


 露骨な作り笑いを浮かべて、サーニャはそっと扉を閉める。


 実の妹に気を遣われた。

 その事実はリリナの理性を一瞬の間、取り戻すのに十分なものであった。


「あああっ。なんてこと。なんてことだっ!?」


 悠斗は一抹の罪悪感を覚えながらも、せめてもの報いにルードの魔法を強めて、嫌なことを忘れさせてやろうとする。


(……サーニャ。ごめんな。本当。ダメなお姉ちゃんで本当ごめん)


 本来ならば死にたくなるほど、情けないことなのに――。

 実の妹に痴態を見られたという事実は、リリナの興奮を高めるものであった。


 翌日。

 シラフに戻ったリリナは、自分の中の変態性に気付き、激しく落ち込むことになるのだが――。


 それはまた別の話である。

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