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未知との遭遇



 1回目の戦闘が終わってから5分後。

 悠斗は歩きながらも、ステータスを確認してみる。



 近衛悠斗

 魔法  : 火魔法 LV3(22/30)

       水魔法 LV3(4/30)

       風魔法 LV3(20/30)

       聖魔法 LV2(5/20)

       呪魔法 LV1(1/10)

 特性  : 火耐性 LV3(1/30)

       水耐性 LV3(0/30)

       風耐性 LV2(14/20)



「おぉ……」


 変化したステータスを目の当りにした悠斗は、思わず感嘆の声を上げる。


 注目すべき点は2点あった。

 まず1点目は水魔法の経験値が(1/30)から(4/30)に上昇していることである。


 これまでは魔物1匹に付き経験値が1ポイントしか入らない仕様であったが、一気に3ポイントの獲得に成功していた。


 次に2点目。

 新たに《呪魔法》の項目が追加されていた。


 悠斗はこれで全種類の魔法を扱えるようになった。


「なあ。スピカ。たしか4種類の魔法を使える人間は《カルテット》って呼ばれているんだよな? ならその上の……5種類の魔法を使える人間はなんて呼んでいるんだ?」


「えーっと。たぶん特に名前は付けられていないと思います」


「? それはどうしてだ?」


 自信のなさそうなスピカの代わりに答えたのはシルフィアであった。


「ふむ。それは一重に5種類の魔法を扱える人間が過去に存在しなかったためだろう。特に《呪魔法》の使い手を探すことは《デュオ》の魔術師を探すことよりも遥かに難しいとされているからな。

 理論上は不可能ではないが、確率的な問題で《火》・《水》・《風》・《聖》の4種類が人間が持ち得ることの出来る魔法の限界とされている」


「……なるほど」


(となると俺は……この世界で初となる全属性の魔法が使える人間になる訳か……)


 けれども。

 現時点ではそこまで大それた恩恵は預かっていないような気がした。


 何故ならば――。

 魔法の威力や使用可能量はスキルレベルだけではなく、修行量によっても左右されるものであるからだ。


 トライワイドに召喚されてから日が浅い悠斗の魔法は、現地の住人たちが使用するそれと比べて威力が出ない。


 この問題については毎晩の魔法の訓練により地道に解決していくしかないだろう。


 

 ~~~~~~~~~~~~



 それからも悠斗の討伐は堅調な成果を上げていた。


 元々、オルレアンの森林はラグール山脈に比べて起伏がないため探索が容易である。


 付け加えて――。

 出現する魔物が人型ばかりのため効率的な討伐を可能にしていた。


 1つ気がかりなことがあるとすれば3種類目の魔物。

 ウッドヘッドに全く遭遇しないということだろうか。


「なあ。スピカ。ウッドヘッドなんだけど……本当にこの地域に生息しているのか?」


「……えーっと。ギルドから貰った資料によると間違いないみたいです。ウッドヘッドは普段、樹木に擬態をしていまして見つけることの難しい魔物なのだそうです。更に自分より強い冒険者が近寄ると逃げる習性があるため高レベルの冒険者ほど討伐に苦労すると書いてあります」


「なるほど。そういう魔物もいるのか」


 一度出会ってしまえばスピカの嗅覚で探知が可能だろうが、その1匹を探すまでに骨が折れそうであった。



 ~~~~~~~~~~~~



 かれこれ3時間ほどは探索を行っただろうか。


 相変わらずウッドヘッドには遭遇出来ないが、替わりにリザードマンとスケルトンの討伐数が勢い良く増加していた。


「少し歩き疲れたな。そこにある水辺で10分くらい休憩を取るか」


「分かりました」


「承知した」


 二人の確認を取り、木々を掻き分け水辺に到着したそのときであった。



 ブレアドラゴン 脅威LV32 状態 (テイミング)



 その全長は頭の上から尻尾の先まで加えれば優に8メートルを超えているだろう。


 1匹の巨大竜が水を飲んでいる最中であった。





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