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ブロンズカード



「おいおい。冗談だろ……!?」


「あの坊主。1日で何体のコボルトを倒したんだ……!?」


 今現在。

 悠斗は冒険者ギルドにいる人々の視線を釘付けにしていた。


 何故ならば――。

 優秀な冒険者たちが徒党を組んでも1日に取得できる素材の数は、せいぜい50本くらいが限度とされていたからである。


 そのため。

 1日にして172個の素材を持ち帰った悠斗は、異例中の異例の存在として脚光を浴びていた。


「いやいや。以前から素材となるアイテムを貯めこんでいただけだろ」


「んでも……コボルトの緊急クエストが受注可能になったのって今朝のことだろ? タイミングが良すぎやしないか?」


 冒険者ギルドの中には様々な疑問の声が飛び交っていた。


 普段は冷静な受付嬢のエミリアも今回の事態には、困惑した面持ちであった。


「え、えーっと。本日のクエストによりユウト様には510のQPが付与されることになります。これによりユウト様が昇格致しました」


 悠斗は更新された登録カードを確認する。



 近衛悠斗

 QR10

 QP(0/20)

 クラス ブロンズ

 


 手渡されたカードの一部分には円形の銅の塗料が施されていた。

 その見栄えは、気持ち豪華な仕様に変わっている。


「すいません。このブロンズというのは何なのでしょうか?」


「はい。ブロンズというのはQR10を超えた冒険者の方々に贈られる称号です。

 ブロンズの冒険者の方々は、銀行から10万リアまで無利子で融資を受けられる他、QR9までの討伐クエストの報酬が50パーセント増しになる等の特典を受けることが可能になっています」


「……ちなみにそれって今日から適用されるのですか?」


「もちろんです。こちらが本日のユウト様の報酬でございます」


 エミリアはテーブルの上に金貨を8枚と銀貨を6枚積み上げる。

 

 本日の稼ぎは86000リア。

 日本円に換算すると約86万円。


 緊急クエストという追い風はあったが、たったの1日でこれだけ稼げれば上出来すぎる。

 

 当初の見立てでは68000リアの稼ぎを予想していたのだが、上昇分はブロンズクラスになったことが活きたのだろう。

 

「今後ブロンズクラスの冒険者の方は、QR9以下の依頼を達成してもQPが付与されなくなるので気を付けて下さい」


「……分かりました」


 QRは10に昇級すると、QR9以下の報酬が50パーセント増しになる代わりにQPが付与されなくなる仕様であった。


 今後はリスクを取ってQPを上げていくか、討伐報酬目当てに難易度の低いクエストを受けて行くか悩ましいところである。

 

 破格の報酬を手にした悠斗は、足取りを軽くして冒険者ギルドを後にするのであった。





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