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魔法の訓練を始めよう



「えーっと。ご主人さま。この下着は一体……?」


「プレゼントだ」


「どうして私に? こんな上質な品を……」


「それは萌えるからだ」


「……萌え?」


「なるほど。スピカが理解するには早かったか」


 どうやらこの世界には『萌え』という概念が浸透していないらしい。

 

 奴隷商館では性奴隷という商材を扱っているためか、下着以外にも様々な性的好奇心を煽るグッズが販売されていた。


 都合良くセール中の下着を発見した悠斗は、そこで厳選した数点を購入しスピカにプレゼントしていた。


 ついでに自分の下着が不足していたことに気付いた悠斗は、そこで至ってノーマルなトランクスを補充した。


 他にも奴隷商館にはメイド服やバニースーツなど様々なグッズが販売されていたものの……これについては涙を呑んで我慢することにした。


 悠斗は現在シルフィアに対して71万リアの入札を掛けているが、他の入札者が現れないとも限らない。


 下着程度であれば問題ないだろうが、無闇に散財するのは避けるべきだろう。



 ~~~~~~~~~~~~



「これから魔法の訓練を行いたいと思う」


「訓練……ですか? もしかしてご主人さまが私に下着をプレゼントして下さったのは……魔法の訓練と何か関係が?」


「当然だろう。スピカはそこで気をつけの姿勢で立っていてくれ」


「こ、こうでしょうか?」


「ああ。良い感じだ」


 悠斗はそう述べると、ベッドに腰を下ろし。



「……ウィンド!」



 声を大にして唱える。

 

 直後。

 フワリと風を孕んでスピカのスカートが捲れ上がる。



「ひゃっ!?」



 可愛らしい悲鳴を上げるスピカ。

 奴隷商館で購入したばかりのヒラヒラとしたレースのついたパンツを視界に捉えた悠斗は、満足気な笑みを零す。


「なんだ。その男を誘っているかのような下着は? 奴隷の分際で。スピカはスケベな女だな!」


「はう……。だ、だってこれは……ご主人さまが穿いてくれと……」


 言葉責めに弱いスピカは、恍惚とした表情を浮かべる。

 悠斗はそんなスピカの性的嗜好を理解した上で、あえて辛辣な言葉を口にする。


「なに……? 奴隷の分際で口答えをするつもりか!」


「い、いえっ。滅相も御座いません!」


「ふんっ。出来の悪い奴隷には、お仕置きが必用みたいだな。こうしてくれる! ウィンド!」


「ひゃんっ!」


 今度はより強い風を起こしてスピカのスカートを捲る。



(やはりニーソックス+ガーターベルトの組み合わせは鉄板だな……)



 等と考えながらも悠斗は、様々な検証を行っていた。

 どうやらウィンドの威力は、自由に強弱を付けられるものであるらしい。


 そして風の力を1点に集約させれば威力が上がり、範囲を広げるほど威力が下がるという法則を発見する。


 試しに範囲を絞って自らにウィンドを放った結果。

 着ている服の表面くらいなら余裕で裂くことが出来た。


 スキルレベルを上げていけば、それなりに殺傷能力を上げていくことが出来るかもしれない。


 スピカに協力をしてもらったのは正解であった。

 魔法の訓練というものは単調になりやすいが、美少女のパンツを見ながら行えば訓練も捗るというものだろう。



 ~~~~~~~~~~~~



「……そろそろきつくなってきたか」


 悠斗が魔術の修行を開始してから10分後。


 思っていたよりも早くに限界が来た。

 体内の魔力を出し尽くした悠斗は、そのまま気絶するようにベッドの上に倒れ込む。


「ご、ご主人さま!? 大丈夫ですか!?」


「ああ。大丈夫だけど。魔法を使った後は直ぐに体がダルくなるんだよなぁ。どうにかならないものか」


「ええと。それは単純にご主人さまが魔法を使い慣れていないからだと思います」


「そうなのか?」


「はい。一日に使える魔法の量というのは、毎日魔法を使って行くことで徐々に上がって行きます。毎日ランニングをすれば、体力が少しずつ上がって行くのと同じような原理です」


「……なるほど」


 そんな単純な理屈だったのか。


「それなら今日から毎日このスカート捲りの訓練を続けていこうと思う」


「ま、毎日ですか!?」


「不満か?」


「いえ。ご主人さまが望まれることであれば何でも受け入れますが……」



(どうしてご主人さまは……私に手を出してこないのでしょうか。もしかしたらご主人さまは私より……私の穿いている下着の方が好きなのでしょうか?)



 先に寝床についた主人の姿を見ながらもスピカは、そんなモヤモヤとした想いを抱くのであった。







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