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囚われの女冒険者



 夜。

 悠斗が騒ぎを聞きつけて庭を出ると満身創痍の状態で植物の蔓で縛られているラッセン&ルナの姿があった。



「あの……お二人とも何をやっているんですか?」



 裸のまま木の上から吊るされたラッセン&ルナの姿は、非常に男心をそそるものがあった。



「クッ……殺せ」


「いえ。殺しませんけど」



 混乱したラッセンの言葉に対して悠斗は冷静にツッコミを入れる。


 ムッチリとした肉付きの良いラッセンの体には、スピカ&シルフィアとは違った色気がある。


 ラッセンの零れんばかりの胸と尻は、《木の化身》の蔓によって食い込んでいて、そこがまたなんとも言えない趣を醸し出していた。



「な、何をジロジロと見ているんですか! この変態っ! 変態変態っ!」



 裸を見られたことに動揺したルナは木の蔓によって縛られたままジタバタと暴れ回る。


 だがしかし。

 この行動が軽率であった。


 せっかく木の蔓によって良い感じに隠れていたルナの局部は、ポロリと見えてしまうことになる。



「ひっ。いやぁぁぁぁぁっ!」



 これがアニメの世界なら謎の光が入るところだが、当然ここは現実なのでそんなことは起こり得ない。


 局部を見られてしまったルナは狼狽して、更に手足をジタバタと動かしたのだが――。


 彼女がもがけばもがくほど悠斗の視界には、眼福ものの光景が広がることになった。



「えーっと。まあ、こういう状況になっているってことはなんとなく想像がつくんですが……。庭の警備をしていたモンスターたちに捕まってしまったんですよね?」



 悠斗は自宅を警備するモンスターたちに「不審者を見つけた場合は無力化して拘束すること」という命令を下していた。


 悠斗としては別に悪気があったわけではないのだが――。

 おそらく彼らは『無力化する』という部分を『裸にして縛っておく』という風に解釈したのだろう。



「……ふふふ。あはははは!」



 悠斗の言葉を受けたラッセンは、何を思ったのか突如として高らかに笑い始める。


「何がおかしいんですか?」


「ユートくん。私のことを見くびってもらっては困るよ。ブロンズランクという肩書きに甘んじてはいるが、アタシの実力は本来ゴールドランクの冒険者にも比肩すると言われているんだ。

 そのアタシが……スケルトンのような下級モンスターたちに後れを取るはずがないだろう?」


「えっ。ならどうしてそんな状態に……?」


「これは趣味だ」


「趣味!?」


「……アタシは人の家の庭で裸で縛られることに対して性的な興奮を覚えるのだ。何か文句があるか?」


 普段の男勝りの態度から一転。

 視線を逸らし頬を赤く染めてながらもラッセンは告げる。


 当然、彼女の言葉は嘘である。

 ラッセンにとっては、庭を警備するに負けたという事実を打ち明けるくらいなら露出狂の変態と思われる方がマシであったのだった。



「せ、先輩! 何を言い出すんですか!? 生憎と私たちにそんな趣味は……」


「ハッハッハ! ルナくん。何を言い出すかと思えば! アタシたちは共に同じ趣味を分かち合う露出仲間だろう」


「ユ、ユウトさん! これは違います! 先輩の言っていることは全てテキトーなんです! 信じて下さいっ!」


「…………」



 想定外の疑惑をかけられることになったルナは涙目で無実を訴える。



(この人……どんだけプライドが高いんだよ!?)



 予想外の行動を続ける先輩冒険者に対して悠斗は、心の中でツッコミを入れるのであった。



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