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トラブル発生



「おはようございます。ご主人さま」


「ああ。スピカか。おはよう」


 翌日の朝。

 悠斗の意識は先に起きていたスピカの一言によって覚醒する。



「昨夜は随分と遅い帰りだったようですね。何処に行っていったのですか?」



 表情は笑っているが、目だけは笑っていない。

 スピカの表情は、夫の浮気を追及する新妻のようなものであった。


「あはは。ちょっと明日の仕事のことで会議があってだな」


「なるほど。会議ですか。ご主人さまが会議と言うのならそうなのでしょうね。服の上にベットリと女性の匂いが付いていたので……てっきりオリヴィアさんのところに行っていたと勘違いしておりました」


「…………」


 頭から犬耳が生えたライカンという種族は、悠斗たちヒューマと比べて嗅覚が発達している。


 おそらく今回のこともスピカには全てお見通しなのだろう。



「まあ。そう拗ねるなよ。今夜はスピカのことを1番に可愛がってやるから」


「む~。約束……ですよ?」



 悠斗からフォローを受けたスピカは、ぷっくりと頬を膨らませるのであった




 ~~~~~~~~~~~~



「……え? ルナがいないんですか?」


「すまない。ユウトくん。私が行ったときには既に彼女は、置手紙を残して1人でグールの討伐に行ってしまったようだ」


「…………」


 思い当たるフシは1つしかない。

 悠斗としては昨夜のこともあるので、あまりルナのことを強く責める気にはなれなかった。


「どうやら彼女は昨日のことについて色々と誤解をしているらしい。私からも説明したのだが、思い込みの激しいあの娘を説得することは叶わなかったよ。本当に申し訳ない。私のせいでユウトくんには迷惑をかけてしまったな」


「気にしないで下さい。オリヴィアさんが悪いわけではないんですから」


 昨日のことは調子にのって呪属性の魔法まで使い始めた自分にも非がある。


 様々な不運が重なって起こった事故なのだろう。


「ユウトくん。ここは1つ彼女のことを探してはくれないだろうか? あの子は冒険者としての実力は確かだが……感情のコントロールが下手なところがあるからね。

 今回の仕事で助っ人の冒険者を付けようと思ったのも、彼女を1人で行かせるのが不安だったからなんだ」


「分かりました。出来るだけのことはやってみようと思います」


 想定外の展開ではあったが、悠斗としては今回のトラブルについて好都合に捉えていた。


 相手のスキルを奪い取る《能力略奪》を有してる悠斗は、現時点で7種類の固有能力と5属性の魔法を有している。


 部外者が近くにいない方が、自分の能力を隠さずに全力で戦うことが出来る。


 一緒に行動する美少女が1人減ってしまったのは悲しいが、そこは気にしたら負けだろう。




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