表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
121/328

ケットシーの村に

 


 結論から言うと、悠斗の予感は的中していた。

 ルナ連れられて向かってみると、以前に訪れたものと同じケットシーの村があった。


 この村は現在悠斗の屋敷で仕事をしているリリナ&サーニャ姉妹の故郷でもある。


「おい! あそこにいるのはルナじゃねえか!?」


「村でも1番腕が立つアイツが戻ってきてくれたからには、グールたちに怯える必要はねえな!」


 どうやらルナは村の中でもかなりの有名人らしい。


 悠斗たちが村の中に足を踏み入れると、大勢の村人たちが歓迎ムードで駆け付けてくれた。


「ルナよ。そちらの方は?」


「村長の要望で腕の立つ冒険者を連れてきた。こちら助っ人で参戦してくれることになったコノエ・ユートさんだ」


「お前……今なんと……?」


 ルナが紹介を済ませた途端。

 駆け付けた村人たちはザワザワとし始める。


「もしやこの方が……たった1人で千人の盗賊団を壊滅させたという……?」


「私は拳1つで伝説のドラゴンを殴り倒したと聞いているわ……」

 

「村を救った英雄が来てくれたからには安心だ!」 


 どうやら悠斗の活躍は尾ひれが付いて村人たちに伝わっているらしい。


 村人たちは興奮した口調で眉唾ものの武勇伝を上げていた。



「ま、まさか! 貴方が……リリナのことを村の外に連れ出したという……?」



 ケットシーの村を救った英雄の話は、エクスペインに生活の拠点を置いているルナの耳にも届いていた。


 だがしかし。

 ルナはその人物が悠斗と同一人物であることを今の今まで知らなかったのである。


「ああ。リリナなら俺の家で家政婦の仕事をしているよ」


「そうか。そういうことか……。この人が……私のリリナのことを……」


 何故だろう。

 盛り上がる村人たちとは対照的にルナの表情は冷たかった。



「これからユートさんのことを村長の家に連れていきます。そこで依頼の報酬についての詳しい説明があると思いますので……そのつもりで」



 口では平静を取り繕っているようであったが、ルナの態度は途端に不機嫌になっているような気がした、



(何か気に障ることでもしたのだろうか……?)



 全く身に覚えのない悠斗は、頭の上に疑問符を浮かべるのであった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
●ウェブトゥーン化のお知らせ



異世界支配のスキルテイカーがウェブトゥーンで復活しました!! こちらもよろしくお願いします!


異世界支配のスキルテイカー 

https://manga.line.me/book/viewer?id=B00165415107#/page=1

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ