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ダンジョン攻略会議



 翌日。

 冒険者ギルドに赴いた悠斗は、職員の女性に勧められ、建物の別室に案内されることになっていた。


「皆様。お集まり頂きありがとうございます。それではこれよりローナス平原に出現したダンジョンの攻略会議を始めようと思います」


 マイクを片手に司会役を務めていたのは、ギルド職員と思しき中年の女性である。


 室内には悠斗の他に20名近い冒険者たちが集められており、それぞれピリピリとした緊張感を纏っていた。


「今回ギルドが定めたボス攻略報酬は200万リアになっています。難易度はE1。期限は2カ月。期限を過ぎると超過ボーナスが支払われますが、私共としては迅速な攻略を希望しています」


 ギルド職員が報酬金額を口にした次の瞬間。

 周囲にいる冒険者たちのテンションが異様に上がって行くのが分かった。


「ふーん。E1のダンジョンに対して200万リアか。随分と奮発したものだね」


 悠斗の隣にいたラッセンは、ウェスタンキャップのツバをいじりながらも意味深に呟いた。

 

「今回のクエスト報酬って相場より高かったりするんですか?」


「ああ。難易度E1と言えば10段階中、下から2番目のダンジョンだ。報酬の相場で言えば100万リアくらいが妥当なところだろう。

 ローナス平原は隣国との貿易において、重要地点だからな。ロードランドとしては少しでも早くダンジョンを撤去したいということなのだろう」


 それから悠斗はラッセンからダンジョンに関する基本的な情報を教えてもらうことにした。


 ダンジョンとはモンスター・アイテム・トラップなどを無限に生出する空間のことを指す。


 今回のローナス平原に出現したものは、巨大なピラミッドの形をしていたが、時には森の中一帯や、何の変哲もない只の草原がダンジョン化することもある。


 ダンジョンの奥には、ガーディアンと呼ばれる強力なモンスターが存在している。

 このモンスターを倒すまでダンジョンは、少しずつ大きくなって行き、難易度を上げて行くのだという。


「……なるほど。超過ボーナスが設定されているのはそのせいなのか」


 指定された期限を過ぎてダンジョンを攻略すると追加で報酬が発生する、という話を聞いたときは妙だと思ったのだが、これで納得が行った。


 ギルドの側からするとダンジョンの難易度が上がれば、報酬を吊り上げざるを得ないという理屈である。


「私共からは以上です。こちらのテーブルの上にはギルドの方から、ダンジョン攻略の際に必要な最低限のアイテムを用意させて頂きました。

 よろしければご自由にお使い下さい。それでは皆様の御武運をお祈り申し上げます」


 ギルド職員の説明が終わると、周囲にいた冒険者たちはノソノソと移動を開始する。



 ベルゼバブ

 種族:悪魔

 職業:七つの大罪

 固有能力:なし



「……ん。あれは?」


 そのとき悠斗の眼に止まったのは、日本の女子高校生が身に付けるような学生服を着た1人の美少女であった。


 どうして異世界で学生服を?

 と考えないわけでもなかったが、その疑問は魔眼スキルにより彼女のステータスを確認した途端に吹き飛ぶことになる。


(……間違いない。あの子は魔族だ)


 悠斗はこれまで彼女の他にも『七つの大罪』という職業を持つ2人の魔族に出会ったことがあった。


 雰囲気で分かる。

 固有能力こそ所持していないようだが、彼女もまた他の魔族に引けを取らない強者の1人だろう。




 

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