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久々に帰ってきた我が家!!!


この小説は視点を変えて描きます

今回の視点は兄 あかね 信也しんやです


もしかしたら、この小説も途中でやめてしまうかもしれませんが思いつく限り書いていきたいと思います<m(__)m>



バタンッ!!


「たぁ~だいま~~!!!」


 玄関のドアを勢いよくあげて俺は我が家に帰ってきた

 豪華ではないのだが温かさを感じる家に帰ってきた

 断じて昨日まで住んでいた木の小屋でない


「……あれ?」


 おかしい

 帰ってきたのに弟 裕也ゆうやからの「ただいま」がない

 バカな!!?

 俺はあわてて腕時計を見る

 時刻はもう11時!!


「よ、夜遊びを覚えたのか??」


 頭痛がする

 あの引きこもりがとうとう外に出た!!

 親父たちが聞くとなんていうことか!!

 ……まあ、多分すぐに家に連れ代えさせて鎖で縛れって言うだろうな


「に、にいちゃ~~ん!!」


 台所から声が聞こえた

 ……気のせいか叫んでいなかったか?

 靴を脱いで台所に向かう

 そして、そこには……


「あ、お帰りなさい。お義兄さん!!」

「お、おおおお帰り!!」

「た、助け……ふぐっ!!」


 えーと

 美少女が2人エプロン姿で料理している

 その傍らに椅子に手と足を手錠されている裕也が背の小さい少女に腹部を殴られた

 そうか

 わかった。わかったぞ!!!


「裕也!! お兄ちゃんは悲しいぞ!!」

「へっ?」

「女子に負けるなんて!!!」

「ち、ちがっ!! ……わくもないか」


 だから、あれほど一緒に武者修行の旅に行こうって言ったのに!!

 まさか一般女子に負けるほど弱くなっていたとは……


「さて、裕也。親父に連絡されるか一週間飯抜きの俺との連続試合……どっちがいい?」

「どっちもや……!!」

「な、何しているんですか! お義兄さん! ゆうちゃんをいじめないでください!!」

「うるさい。家の問題だ」

「なら、関係あります!! 私ゆうちゃんと結婚するんですから!!!」

「あっそ……………そうか!!」


 ここでようやく分かった

 なぜ裕也の元に美少女が二人いるか

 そのわけは……!!


「裕也!! 嫁は1人にしろとあれほど言っただろ!!!」

「いや、まだいないよ!!?」

「ゆうちゃん! 私を捨てるの!?」

「……これ、どういう状況なのよ」


 嫁②が大きな鍋をテーブルの上に置いて訳がわからないような感じなっている

 そういや、さっきから料理しているのこいつだけだ

 って、あれ?


「お前、美咲みさきじゃないのか?」

「……っ!! い、今頃思い出したの!?」


 確か同学年の凪原なぎはら 美咲だ

 なら、もう1人は……


「みーちゃん?」

「はい!! みーちゃんこと凪原 弥奈みなです!」


 なぜか挙手をしてアピールする

 美咲の妹の弥奈は確か裕也とは1こ下の………中学生じゃなかったっけ?

 それを家の弟は嫁にした??


「裕也!!」

「はい?」

「もっと自分を大切にして周りを見ろ!!」

「は、はぁ?」

「中学生で嫁が二人いるなんて現状……世間から見られたら最悪だぞ!」

「だ、だから!! 嫁はいないって!!」

「ちょっ! 誰が嫁よ!!」

「私がゆーちゃんの嫁です!!」


 ……結構、普通とはかけ離れた状況だな

 それにしても……弟に嫁が2人か

 正直な気持ち、うらやましい

 家を継がなくてもいいから弟は自由にできる

 それは自分で親父たちに言ったことだ

 武者修行もそうだ

 親父たちが勝手決めて行った

 強くなったがそこまでいらないと思う

 俺は一体何がしたいのだろう?

 でも、まあ……

 とりあえずはこの現状を楽しもう

 あと、親父に報告だな

「裕也はあんたに似た」ってな


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