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第20話 最後のいろいろを片付けて、さあ、出発だ!

 目を覚まして、顔を洗い身支度を整える。

  

 今日はどうするかな。

 そういえば、卵を買っておかないと。それと、油かな。後は、食パンとバゲットだ。早い時間に行かないとね。忘れそうだし。

 

「ハク、ギルドにいって解体する分、出してくる。で、引き取ってくるから」

「うん。私はもう少し寝てもいい?」

「うん。ニジも寝てるし頼むね。あと、商人ギルドでパンとかいろいろ買ってくるよ。戻ったらでいいかな、朝ご飯」


 それでいいらしいので、俺は部屋を出た。


 

「場長、おはようございます。魔物、どうですか?」

「おう、タケルか。できあがってるのがあるぞ。で、今日出かけるのか、明日か?」

「明日になると思います、多分。昼に出かけると言うかもしれませんけど」

「そうだな、じゃあ、こっちこい」


 場長に促されるままに、ワイバーン、マナバイソン、この前ハクが狩ってきたサーペント、ひとつ目などを出した。

 それなら、とアイテムボックスを渡して魔物を入れておけばいいんじゃないか? と考えた。

 そう提案すれば、場長は大喜びだね。

 できあがったものも入れてくれるらしい。

 じゃあ、ブレスレットで容量無制限、時間停止型を取りだし渡した。うん、空だね。

 できあがった順に保存してくれるらしいので、途中で引き取りにこいといってくれた。


 じゃあ。と全ての魔物を取り出すことにした。出した順番にアイテムボックスに入れて行く場長は楽しそうだ。

 まだそこそこの数があったのには驚いた。

 昨日のハクから魔物を受け取ったから、余計に増えたんだね。草原にマナバイソンの群れがいたらしいから。

 呆れた顔の場長だけど、使い方はわかるらしいので、受け取り伝票を作っておくといってくれたので、任せることにした。

 人捜しが終わったら、一度戻ってくると伝えて、「お願いします」とそのまま買取所から街道に出る。

 

 次は商人ギルドだね。


「おはようございます、ヤマト様」

「おはよう。昨日買い忘れがあったんだけど、パンは入ってる?」

「はい。さきほど届きました」


 それはありがたい、と食パンとバゲットを全て買う。あとは、卵と植物油だ。

 それ以外に何かないかとみていれば、パン粉があった。生の食パン粉って書いてある。これは買いだね。あと、小麦粉はどうするかな。とりあえず、大袋で買う。片栗粉があったので一緒に買っておこう。

 ミルクも朝、入荷したものだったので、木箱で大小いくつも買った。他には、と見てみれば、蜂蜜がある。大瓶でいろんな種類があったので、当然買いだ。ニンニクやショウガの業務用も大瓶で買う。

 それ以外には、どうするか。

 

 えっと、新しいケーキだな。ロールケーキじゃないか!

 他国からゲートで届いたばかりだというので、とりあえず、大箱を五個買う。

 あとは、それ以外は米粉も買ったよ。あとは、練って食べる米。うん、これ餅米じゃん!

 じゃあ、餅米のために蒸し器を買おう。デカいのを二セット。これでおはぎとかお餅ができる~


 他には、新しいものはないかと問えば、魚が入ったというのでみたけど、干物だった。これは却下。

 そうだ、とハムを鑑定すれば、今朝の入荷だったので、これは爆買い。ベーコンもカットしたものがあったので、便利だから買いました。



 じゃあ、それで。

 お会計をするときに、ギルド証を出してポイント稼ぎだよ。

 それほどの金額じゃなかったけど、そこそこ買いました。


 全てをストレージに入れて帰路につきます。

 帰路といっても、宿だけど。

 後で、水晶でギルマスに連絡しておこう。明日の朝には王都を出ると言っておけば、国王にも伝わるでしょう。


 

 ただいま~と部屋に入る。

 やっと起きたんだろう、二人はぼんやり座っている。


「起きたんだね、朝ご飯食べる?」

『お腹すいたよ、主』

「ピィ~ピィ~」


 あはは、わかったよ。


「何を食べる? できたてのパンがあったよ。ハムもあるし、チーズもあるけど」

『とろっとするチーズ?』

「それがいいならそうするけど」


 それがいい! と嬉しそうにベッドからおりたハク。その頭にはニジがいた。笑っちゃうよ。


 じゃあ、とその場で作ろうか。

 

 テラスの窓を開いて、空気を確保する。 

 チーズとハムを取り出して、柔らかいパンをだした。後は葉野菜をサッと水洗いして、準備完了だね。

 バターを塗り広げて、水を切った葉野菜を敷く。ハムをおいて何だか寂しいなと思い考える。そうだ、ゆで卵があるよ。

 ゆで卵を取り出して、ナイフで薄くカットし、ハムの上にならべた。その上にはたっぷりのチーズ。厚めにスライスしたので、溶けるかな。


 テーブルいっぱいに並べてそれぞれを火魔法でゆっくり熱していく。

 チリチリとチーズが溶け始めて、できあがったものからパンをのせてカットし、皿にならべていく。ハクのものは縦半分に切って立ててならべた。ニジのは斜めに切ったよ。

 テーブルいっぱいのサンドイッチをならべて、どう見てもハクには足りないね、と仕方がないので、追加しよう。

 結局、二度テーブルがいっぱいになりました。それも、残ってないけどね。

 ニジはミルクの小瓶を持ちながら飲んでる。あれ? スライムって触手が出たっけ? 

 あ、特殊個体だからかな。

 そういえば、レストランでもやってみせればナイフとフォークを器用に使ってたね。すごいよ、この子。


 とりあえず、満足したらしいので、明日出かけようと伝える。でも、今から何をする? と問うてみるんだが、それなら今から出発しようということになった。

 じゃあ、準備をしようか。

 新しく買ったバッグにはいるというので、ニジはバッグにコロンと入った。暗いね、と魔力で灯りをつけました。

 身体を伸ばしているのか、入り口から顔を出してるよ。器用だね。

 荷物は全てストレージかアイテムボックスにあるので、ローブを着る前にニジのバッグを前側につけて、アイテムボックス鞄を斜め掛けする。その上からローブをはおって、準備万端だ。

 ハクのモヒカンを手ぐしで整えて、さっき出してたテーブルなども全て入れたと確認し、部屋を出た。


「そうですか、残念ですね。ですが、本日分をいただいておりますので、返金を……」

 

 真面目な店主だよね、ほんと。


「いえ、急に決めたのは俺たちなので、それはいいです。では、戻った時にはまたお願いするかもしれませんので。じゃあ、行きますね」

「どうぞ、お気をつけて。ありがとうございました」


 そう言い、入り口で頭を下げて送り出してくれた。



 さて。

 とりあえず、門を出ないとね。


 ハクにゆっくり歩いてもらう。

 ニジはお腹がいっぱいになったからか、寝ちゃったみたいだね。鞄の底に転がってるよ。何か柔らかい敷物がほしいね。


 その間、俺はヒラリに連絡を入れて、今から王都を離れると伝える。魔物を預けてあるので、人捜しが終わり次第、戻るつもりだと伝えておいた。

 そのとき、注文してた椅子をお金を払っただけで、引き取りに行くのを忘れてた、と思い出した。慌てて引き返して付け方を教えてもらって、エアクッションを置き乗ってみれば、素晴らしい乗り心地だ。ハクも違和感はないらしい。ついでにニジのクッションも買ったよ。


 あとはギルマスだけど、必ず戻って来いと言われた。魔物はアイテムボックスごと場長に預けてあるから戻るよ、と告げて通信を終えた。当然、場長への伝言を頼みました。

 だけど、ギルドの前には寄りましたよ、こっそり。

 だって、肉串や揚げ物、つみれ団子などを頼んでたし、果実水も受け取らないとね。

 

  どうせ歩く途中だし。

 ギルドの前には忙しそうに働く皆がいる。

 こんにちは、と急遽、今日出かけることにしたと告げれば、寂しくなるといってもらった。だけど、遠い国にいくけど戻ってくるからと伝えれば、大喜びだった。

 じゃあ、と最初に果実水を受け取る。木箱で二箱と、冷えたものを三十本買いました。

 次はつくね串もたくさん用意してくれた。百本あったね。揚げ物は、コロッケが五十個、魚フライが三十個、オークカツが五十個、野菜フライがいろいろあった。肉串は、ワイバーンを百本です。

 当然、全て購入し、皆に手を振りその場を後にした。


 途中、いろいろ見ながら歩きます。

 どうやら、ハクは甘いものを探しているらしいね。虫歯になりそうで怖いよ。


『主、私は神獣に近い存在だから、虫歯にはならない……はずだよ』


 なに、そのドヤ顔。


 あ、見たことのあるものがあるー!

 これ、今川焼きでしょうよ。

 カチャンカチャンとひっくり返ってできあがってるね。


『主、あれ、美味しい?』

「うん。あんこが入ってて甘いよ。前に食べたでしょ? ほしいの?」

『できれば食べたい。いい?』

「いいよ。じゃあ、買おうか」


 新しく買った椅子から飛翔で降りる。今日のハクは本来の大ださからデカいんだよね。


「済みません、それ、いくつなら買っていいですか?」

「おう? いくつほしいんだ」

 

 どれだけでも、と伝えればクビをかしげてる。


「アイテムボックスがあるので、これから旅に出るから買って行きたくて。すっごく甘いですか?」

「いや。うちのは甘さ控えめだ。甘すぎると個数食えないだろ?」


 なるほどね、考えてるな。


「それは嬉しいです。で、いくつならすぐできますか?」

「そろそろ上がるが、一回で七十五個焼けるんだが」


 「じゃあ、全部ください」「おお!?」と驚く店主に金額を聞いてそれをトレイに置いた。

 それを見たら、慌てて箱に入れてくれたよ。これ、昔の勇者が流行らせたんだろうね、紙の箱に入れるなんて同じだもの。


 すぐに箱に入れてくれて、紙袋にまとめてくれた。五個ずつ入って入るので食べやすいね。

 じゃあ、ありがとう!

 手を振って、ハクの背に乗り進みます。


 「焼きたてだから熱々だけど、食べる? ハク」

『うん。食べたい。熱いの、別にいいよ』

 

 じゃあ、ととりあえ一個口に入れてやった。

 ハグハグ食べながら旨いといったね。よかった。

 じゃあ、俺も食べるかな。

 にゅっと顔を出したのはニジだ。


「ピィ~ピィ~」

「あはは、ほしいの。じゃあ、これね。熱いから気をつけて。終わったら開けるから」


 ピィ~と触手でもって引っ込んだ。あはは、面白いね。

 ハクももっとほしいというので、今度は二個、入れてみたよ、口の中に。 なんの問題もなく、ハグハグしてるけど。

 やっと俺は食えるぞ! うん、旨い。甘ったるくなくていいな。何個でも行けそうだ。


 結局、門まで行くのに半分になっちゃった。あはは、うちの家族は大食いだね。


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