第2話 商業ギルドで登録して旅の買い物をした。
こんにちは。
第2話を投稿します。具体的に動き始めますよ、主人公が。
どうぞよろしくお願いします~
腹が減ってどうにもならない。
だから何かを食べようと思ったのが。
王城を通りすぎ、歩き始める。
商人ギルドというのがあるけど、これは商人さんたちのギルドだな。今の俺には関係ないか。あと、隣りには錬金ギルド、木材ギルド、建築ギルドなど、沢山のギルドがある。魔法ギルドって言うのもあった。
じゃあ、冒険者ギルドはどこだ?
少し歩いていれば、屋台が増えてきた。
そうか、冒険者ギルドが近いのか。
道行く人もそれらしい人が増えてきた。そのために出てるんだな、屋台が。時間はどれくらいなんだろう、と考えたが、日本の時間よりも明るさでいえば明るい気がする。ということは、時間が早いんだろう。
とりあえず、肉串を見つけて買ってみることにした。だが、今の俺は白金貨しか持ってないんだけど。どうする?
アイテムボックスを確認したが、やはり白金貨だけだ。
じゃあ、何かを買うか。
それとも、両替するところとか、あるのか?
両替ギルドってないのかな。
あ、見つけた冒険者ギルド!
あはは、でも冒険者ギルドじゃあ無理かな。
腹は減ったけど、とりあえず行くか。登録しないとダメだしな。いや、待て。
冒険者ギルドに登録しなくても大丈夫だろう。魔物を殺してもバッグに入れておけばいいし、必要なら登録すればいい。それよりも、この国を出たい。それには身分証明が必要だろうし、そのためには……
それなら、商人に登録してもいいのか?
これから商売するんだといえば、大丈夫な気がする。そこで両替をしてもらってもいいし。宿も紹介してくれるかもしれない。
じゃあ、調理道具とか食材も揃うかもしれないな。
「いらっしゃいませ。本日はどのような御用向きでしょうか」
「商人の登録をしたいのですが」
「かしこまりました。では、登録いたしますので、こちらの用紙にご記入ください」
はい、と受け取っては見たものの。
俺、この世界の文字、かけるのか?
まてよ。そういえば、言語理解のスキルがあったな。じゃあ、書いてみるか。
名前は……
読める時点でかけるだろ。
さらさらと書いてゆく。うん、便利だ。
形態? あ、商売の形態か。これは行商一択だな。
後は、出身国はわからないな。
差し出してみると、問題なかったよ。これでいいのか商人ギルド!
「タケル・ヤマト様。本日はご登録ありがとうございます。これでヤマト様は商人となりました。本日は、お売りになりたい商品、仕入れをされたい商品などはありますか?」
血を一滴たらしてできあがった商人ギルドのカードをもらって、いろいろと説明を聞きました。うん、お得なことだけ覚えておこう。
「仕入れというか、買いたいものがあります。それと、宿を紹介してもらいたいのと、地図はありますか?」
「承知しました。地図でございますね。国内のものと国外のものがございますが」
とりあえず、国外のものを見せてもらった。そう、世界地図ですよ。これがこの国か。まだかなり広いなぁ。でも街道を歩けば大丈夫だろうね。じゃあ、どちらも買っておくか。
「国内と世界地図、どちらもください。やはり盗賊とか出ますよね?」
「多いですね。街道によったら整備されていないところもありますので、護衛を雇われてはいかがでしょうか。冒険者ギルドで斡旋してくれます。冒険者たちは喜びますよ、護衛依頼だと。魔物の素材を確保できますし、盗賊を討伐したらその財貨は討伐者のものになりますので」
はい? それ、本当だったのか。
どうやら討伐依頼が安いらしく、ほぼ領主からの依頼なので、お宝を手に入れることでよしとするんだって。おっそろしいな、異世界。
でも、仕方ないか。数人のパーティーで挑むらしいから、均等割なら依頼料は安いだろう。
いろいろと教えてもらって、買い物をすることにした。
旅をする為に揃えたいと言えば、それなら、とまずはテントを見に行く。
想像通り、ペラペラのテントだね。まあ、結界魔法があるからいいんだろうけど、これはいささか問題だ。
「あの、こういうのしかないですか? もっと寝心地のいいものがいいんですが」
「それでは魔道テントになりますが」
魔道テント? 魔道具なのか?
とりあえず見せてもらおう。
かなりしっかりしていて、一瞬で開いて一瞬で閉じるらしい。当然魔力は必要だけど。
これがひとり用、こっちが二人用か。
ひとりだから小さい方でいいかな。中を覗いてみれば外側からみるより中が広い。そんな印象だね。
でも、床は硬いよな、やっぱり。
「これにしたいんですが、床に敷くものありますか?」
「ございます。こちらのマットとか魔物の毛皮でできた敷物ですね」
ふうん、このマット、そこそこよさそうだな。
「これから東へ進みたいんですが、季節はどうですか?」
「そうですね、今が春の終わりですから、次が夏になります。その後の冬は、場所によって寒さも違います。上にかけるものを温かいものにするとよいでしょう」
なるほどね、この世界は季節が三つなのか。じゃあ、今は温かいのかな。
どうやら、朝や夜はまだまだ寒いらしい。じゃあ、厚手のかけるものも買いましょう。夏になれば考えればいい。
どうやらテントも一部開くみたいだしね
じゃあ、それらを注文します。
新しいものを用意してくれるらしいので、ひとり用でと頼んでおいた。
次に見たのは調理器具。
料理というスキルがあったから、自炊になるでしょうね。それなら、いろいろ必要だ。
ひとりなら、とお勧めの鍋を大小、ケトル、皿、ボウル、保存容器などを提案された。
保存容器はいくつかの種類をある程度買うことにする。ただし、汁が漏れないやつ。
食器はひとり用でいいだろうが、スープ用のボウルを大中小、そしてお玉やトングなども用意する。あとは、天ぷらがやりたいので、揚げ物用の鍋やトレイなどを一式たのんだ。
それくらいかな。
「火はどうされますか? その都度竈を作られるかマジックアイテムになりますが」
「竈? 石とかおいて作るんですか?」
「そうです。ですが、大変ですよ、薪も必要になりますので」
「まあ、そうでしょうね。でも、マジックアイテムってどういうの?」
こちらです、と連れて行かれた場所にはかなりのデカさのキッチンみたいなのがあった。
これはデカすぎるだろうよ。
「こちらのものが貴族の方々が使われる魔道キチンでございます」
「キチン? これって調理台とコンロか。水はシンクだけかな」
「こんろ、しんく? でございますか?」
「あ、いえ。問題ありません。でも、鍋が二つかかるんだね。縦に二つって斬新だな」
「その上で、この下にあるのは?」
オーブンだと胸を張ってるんだけど、お兄さん。
聞くところによれば、商人ギルドオリジナルのものらしい。まあ、馬車で使うならこれくらいでしょうね。
使い方は、右下の水晶に魔力を入れるか魔石を使うらしい。俺は魔力で大丈夫だと思う。
「これはいいですね。じゃあ、これにします」
ありがとうございます、と再び側にいた人が新しいものを用意する為に向かった。
あとは食材だね。
「肉類はこの冷蔵のマジックアイテムにあります。これが食肉用の鶏魔物肉、食肉用のマナバイソン肉です。今は高ランクの魔物が入荷しておりませんので、残念なのですが。ワイバーンなどはとても美味しいですから」
へえ、すごいな、旨いんだ魔物って。
「じゃあ、とりあえず、食肉用の二種類を大箱でください。あと、スパイスやソースなどありますか?」
こちらです、と案内してくれる。スパイスは同じなのか。
「こちらのスパイスは、過去召喚された勇者様ご一行の中でおひとりが発案し、ご提供できるように開発されたものです。肉でも野菜でも、美味しくできあがります」
なるほどね。これ、ミックスされてるんだろうけど、あっちでも見たことあるな。ほり○しとかいったっけ。じゃあ、これは買っておこう。それと塩と砂糖、醤油みたいなのはないかな。
瓶に入った液体を見て回る。
匂いをかいで判断するしかないんだけど。でも、それらしいのはあるね。
ソーソース? これ、醤油じゃん!
匂いも醤油だね。これは買いです。じゃあ、砂糖と醤油は大箱で買ったよ。ぜったいないと耐えられないから。
他には、と乳製品を見た。
うん、これはバターだな。それと……チーズか? なんのチーズだろうか。匂いはカマンベールだけど。
「それらは全て勇者様ご一行の作られたものですよ」
なるほどな。勇者、日本人の料理人でもいたのか?
まあ、俺にはありがたいけど。
じゃあ、チーズとバターも爆買いした。
あと、パンは?
おお、これが貴族のパンか。ロールパンだろうよ、これ。あとは食パンかな。それとバゲットか? わからんが、とりあえず、食パンとロールパンは爆買い。バゲットも何本か買いました。
そしてミルクです。
大きなガラスの瓶に入ってるけど、どうやら今朝届いたものらしい。じゃあ、これも木箱で買いました。
あとは、パウンドケーキっていうのか、これも大箱買い。試食したら旨かったんだよね。
じゃあ、次は果物。
甘くて完熟のものだけ買うことにした。
桃みたいなやつ、マンゴーみたいなの、ミカン、ブドウ、梨など。それっぽいものを買いました。
最後に野菜を見る。
見たことのある野菜が沢山あるよ。
ナスみたいだけど、天ぷらに良さそうで買いだ。キノコが沢山の種類あったので、当然買い。ジャガイモみたいなもの、キャベツみたいなもの、トマトみたいなもの。その他、いろいろあったので買っておく。
他にはあるのかな。
そうだ、小麦粉がいる。それに片栗粉はないか。なければ小麦粉でもいいけど。
あ、あった。ちゃんと書いてあるね、小麦の粉って。
残念ながら片栗粉はなかった。
雑穀の所に玄米みたいなのがある。
どうやら家畜のエサらしい。その名もゲンピ。そっと爪でむいてみれば、米だ!
これ! と思わず叫んでしまったが、大袋で二つ買ってしまった。笑われたけど。
じゃあ、と煮込み用の鍋を三つ追加した。ダッチオーブンみたいだったから。これで米が炊けるぞ~
もちろん、しゃもじ代わりにデカいスプーンを買った。日常使うフォークやスプーン、ナイフは普通サイズだから。
じゃあ、とその場で会計をすることになる。
カードをといわれて渡せば、ポイントがつくらしい。それでランクが上がるんだって。そのうちに割引率も上がるって。今日の買い物も、仕入れ扱いなので、数パーセントは安くなるらしい。なるほど、これはいいかもね。
読んでいただきありがとうございます(^^)




