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被写界深度の奥の君  作者: 日比野ひび
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日比野直(ひびのすなお)2

 「ただいま」

 誰がいても、誰もいなくても言ってしまう。癖とは恐ろしい。

 誰に伝えるでもなくそう言ってから、今日から履き始めたローファーを玄関の隅に揃え、玄関を上がった。

 いつもなら帰宅したら冷蔵庫のミネラルウォーターで喉を潤すのだが、さっきポカリスエットを飲んだばかりなのでそのまま自室への階段を上がった。

 荷物を定位置に片付け、ディッキーズにリバースウィーブという僕の中で定番となりつつある部屋着に着替えてからリビングへ降りた。

 「遅かったな、古着屋にでも寄ってたん?」

 リビングの扉をスライドさせた途端、ソファで寛いでいた兄貴が声をかけてきた。

 「急に声かけんな、ビビるわ」

 いつもなら軽音部の練習やらで19時過ぎにしか帰ってこない兄の新がこの時間にいたらそりゃ驚く。

 今日は入学式だし部活がなかったの?などとわざわざ会話に花を咲かすわけもなく、少し離れたダイニングの自席に座って窓の外を眺めて、今日一日の事を少し思い返した。

 「どした、なんかあった?」

 そういえば兄貴に返事してなかった。返事もなく、黄昏てる弟を見れば心配にもなるか。

 「なんも、頭痛で保健室行ってただけ」

 「そっか、どうりで見かけなかった訳だ」

 見かけるも何も、別棟にいる1年に会うことの方が珍しいのでは?

 「ハルが直の制服姿を見たいってB棟まで行ったらしいんだけど、見つけられなかったってさ」

 なるほどそういうことか。

 そういえばハルちゃんも桜南だっけ。

 「そっか、ごめん」

 ハルちゃんには悪いことをしたな、と思い、素直に詫びた。

 「また明日見に行くって言ってたから、その時直接謝っとけな」

  立花晴、兄貴の幼馴染で、僕も小学校2年生の時までよく遊んでもらっていたっけ。小学校4年の時にハルちゃんが隣町に引っ越すって聞いた時は泣いちゃったもんな。

 それ以来疎遠になってたけど、兄貴が高校2年の時、偶然ハルちゃんと同じクラスになったって聞いた時は驚いた。

 その時初めて一緒の高校に入ってることを知ったらしいけど、今ならその気持ちもわかる。

 確かに1学年7クラスもあれば、他のクラスのことなんてわからないわな。

 兄貴の会話の中にはほとんどいつもハルちゃんが登場人物として出てくるから、付き合ってるのかって聞いたら全否定された。

 兄貴曰く、”ハルとは親友”なのだと。

 ま、本人がそう言うならこれ以上は突っ込まないけどさ。

 話の中のハルちゃんは、あの時から変わらない性格だったし、僕は僕で会うのが楽しみで仕方がなかった。

 ハルちゃんは自分から壁を作らないからこちらも身構えずにいることができた。

 もともと心を開くのをためらう僕にとってハルちゃんの存在は大きかった。

 ハルちゃんが本当のお姉ちゃんだったら、なんて何度思ったことか。懐かしいな。

 「明日、ハルちゃんに謝っとくわ」

 兄貴にそう伝えてから、僕はまた自室に戻った。

 

 父から貰ったテクニクスのワイヤレスイヤホンをつけて、最近お気に入りの曲をリピート再生。

 ファッション誌の古着特集のページを捲りながら、やっぱり思い出すのは美人先輩のこと。

 これはやはり吊り橋効果のようなものなのだと思う。緊張と頭痛の中で多分僕の脳が勘違いしている感情。

 数日すれば多分冷めるのだろうけど、今はこの感情とどう向き合えばいいのかわからない。

 つい数ヶ月前に買ってもらったスマートフォンで曲をスキップしようとした時、SNSアプリにメッセージ受信の通知が灯った。

 三上空からのメッセージだ。

 僕のメッセージアプリの友だち欄に家族以外で登録されている唯一の人物。

 青空の写真にソラと書かれたアイコンからトーク画面に切り替える。

 どうやら空は高校生活初日をうまく過ごせたらしい。

 メッセージは向こうの高校のこと、クラスメイトのことが少し書かれていた。

 ネガティブな内容ではなかったので少しほっとした。あいつも僕と同じで少しだけクセが強いからな。

 今度の土曜日に色々と聞いてみよう。

 そう考えながら、土曜日に巡る古着屋リストを箇条書きで送信した。

 

 「直、俺先行くからな、鍵閉めてってな」

 兄貴の声に起こされた。今何時、やば2日目から遅刻はまずいっしょ。

 そう思って部屋の時計に目をやるとまだ7時を過ぎたところだった。

 何だよ、焦せらすなよ、全く。

 もう一度布団に包まろうと思ったが、ゆっくりとる朝食も悪くないなと思い、リビングへ降りることに決めた。

 身支度を終え、ゆっくりとコーヒーをドリップする。

 物静かな一人きりのリビングから見えるウッドデッキには、奇抜な模様の鳥が一羽降り立って羽を休めていた。

 今日も太陽が眩しく、過ごしやすそうな天気だ。

 この4月から父の単身赴任先へ母と妹も同行することとなり、今この家は兄貴と僕の二人暮し。

 朝食は基本的にセルフ、夕飯担当は僕、兄貴が洗い物、そんなルール。

 特に料理が苦手なわけではなくある程度のものは作れるので、このルールは全く苦ではない。何なら洗い物がしたくない僕にとっては願ったりのルールだ。

 そうは言っても朝食はほぼパン、さすがに朝からテキパキと朝食を作る自信はない。

 淹れたてのコーヒーに蜂蜜とミルクを垂らしてから、焼きたてのトーストにバターを塗り砂糖をまぶす。

 それらをトレイに乗せてウッドデッキまで運んだ。

 家族のみんなにはいつも不思議そうに見られるのだが、朝は決まってウッドデッキのアウトドアチェアで朝食をとるスタイル。キャンプの朝のような清々しさを感じられるのがたまらなく好きなのだ。

 台風以外、雨だろうと雪だろうと朝は決まってこの場所で朝食をとる。

 コーヒーを一啜り。空を見上げてもう一啜り。今の気温を知らせるように、白い湯気がゆらりゆらりと空に消えていった。

 鳥の囀り(さえずり)と庭の木々を揺らす風の音を聞きながら春の朝を満喫し、少し早い朝食を終えた。

 「よし、行くか」

 誰に伝えるでもない、ただ自分に対しての掛け声。

 高校生活二日目、美人先輩のこと、ハルちゃんのこと、今日をスタートさせるための掛け声。

 別に、頑張ろうとかは思わない。自分自身が納得出来るような1日を過ごしたい、ただそれだけ。

 兄貴に言われた通り、忘れずに玄関の鍵を閉めて出発。

 少し早いかと思ったが、この時間帯は駅からの通学ラッシュと重ならないので、これはこれで良かったのかもしれない。

 この時間に通学する桜台南高校の生徒。それはこの通勤通学ラッシュを搔い潜った強者ども。

 それとは正反対の優雅な朝を過ごした僕。

 同じ通学者なのに彼らは過酷な朝の試練に打ち勝った人間なのだ、などと勝手な想像で少しだけリスペクトの意を向けた。

 10分ほどの上り坂を歩いてようやく教室の扉の前に立った。

 ドアドアで10分とかまじありがてえ、と思いながら少し重たい教室の扉を開く。

 こちらを見向きもしないクラスメイトが3名、ただただ自分世界に没頭している。

 本を読んでいる彼、雑誌をめくる彼女、スマートフォンを触る彼、知らない顔ばかり。

 本当にここは自分のクラスですか?うん、教室に掲げられたネームプレートは紛れもなく1年C組。

 たった数十秒の自己紹介なんかで顔を覚えらるわけないんだって、だから嫌いなんだよ自己紹介。

 始業のチャイムまであと20分。僕も自分の世界に浸ろう。

 昨日の続き、雑誌の古着特集を捲りながら過ごすことにした。

 

 ほどなくして、まばらに人数が増える教室。自然と会話が生まれている。

 僕は僕の世界に浸っている。

 「日比野、昨日大丈夫だったか?」

 今日が始まって以来の一番大きい声、前の席の西岡が到着早々声をかけてきた。

 すごいね君。昨日の今日でもう普通に声かけてくるとか、どんだけコミュ力高いのよ、尊敬するわ。

 「え、あ、お、おぅ」

 急すぎてもう反応すらできねえわ。

 本当に、自分のコミュ力のなさを痛感させられる。

 西岡みたいなコミュ力高い人種だけが世の中生き残っていくんだろうな、多分。知らんけど。

 「ところでさ、昨日お前と一緒に歩いてた人誰よ?めっちゃ美人だったよな」

 その言葉で、数名の男子がこちらに目線を向けたのがわかった。

 だよね、みんなそっちが気になるよね。

 「先輩」

 うん、嘘はついていない。本当のことだもの。

 僕だって名前をはっきり聞いたわけじゃない。横田先生伝いに聞いた佐内ちゃんという名前が、美人先輩かどうかも知る術がない。だから西岡、これ以上お前に伝えることはないんだ。

 「分かるよ、それくらい。名前、何て先輩?」

 「たまたま助けてもらっただけだから、学年も名前も知らん」

 本当にたまたま声をかけられて、運良く助けてもらった親切な先輩、ただそれだけなんだ。

 「まじ?」

 「うん、まじ」

 西岡含め男子たちが項垂れたと同時に始業のチャイムが鳴った。

 

 うし、今日は半日乗り切れた。

 昨日は半日でダウンしたから、この半日を耐え切ったのは称えるべきだ、おめでとうスナオ。

 昼休憩、クラスの半数以上は食堂へと向かうらしい。残りのやつは弁当か売店か、って感じ。

 分かるよ分かる、食堂行く気にならないよね、なんで大勢と昼食とらにゃならんの。有り得ん。

 ご飯は一人静かに味わって然るべきでしょ。え、違う?そうなの?フツーじゃないの?へー。

 さ、売店でパン買って、誰もいない中庭のベンチへGO。

 事前に兄貴に聞いておいた、人が来なさそうでしかもベンチがある場所。

 A棟とB棟の間にある中庭、真ん中の校木である枝垂れ桜のすぐ近くにある古びたベンチ。

 基本的に中庭はあまり人がいないとの情報。

 ふむふむ確かに今日も人はいない。こんな清々しい天気なのに、何で誰も外で食べないの?もったいない。

 だが人が沢山いても困る。できればこの至福の時間は3年間誰にも邪魔されたくないわ。

 あれ、これってフラグ、まあいいや。今日くらいは春の暖かさを感じて昼食をとろうじゃないか。

 二つ目の菓子パンの袋を開いたところで声をかけられた。

 「スーナオー」

 枝垂れ桜の方から女の子。目を細めて彼女を観察。

 うん、よく分からない。受験勉強のしすぎで視力が落ちたかな。

 3メートルくらいのところに来て、ようやくその面影を思い出した。

 「ハルちゃん?」

 「久しぶりー、スナオー!めっちゃおっきくなってるー」

 本当にこの人は、顔をくしゃくしゃにして笑う。そしてあの頃と同じように僕の頭を撫でてくる。

 誰かが見てるかもわからない中庭で、頭を撫でられるのは気恥ずかしい。

 それでも、やっぱりハルちゃんに撫でられると悪い気はしない。むしろ心地良い。

 やっぱり僕の前世はゴールデンレトリバーかもしれない。

 A棟からくる途中で、兄貴に多分ここにいるだろうと聞いたらしい。

 「昨日は大変だったってね、もう大丈夫なの?」

 「うん、…もう大丈夫」

 「そっかそっかー」

 また頭撫でてくるし、この人はもう。

 「ハルちゃん、髪の毛長くなったね」

 おい僕のコミュ力担当よ、もっと何かなかったのか。

 何だよ髪の毛長くなったってさ。もうちょっとオシャな言い方できないのかよ。

 「へへ、大人っぽくなったでしょー」

 ハルちゃん、大人っぽいプラス美人す。仕草もいちいち可愛いし。

 「大人っぽ、やば緊張する」

 あれ、すごく怪訝な目線。正直な気持ちを伝えたはずなのに、なぜ?

 でもすぐに笑顔に戻る、やっぱこの人最高だ。

 大人っぽいし美人。確かに昔から目鼻立ちは整っていたから当然といえば当然か。

 昼食のパンを食べるのも忘れて随分話が弾んだ。いつの間にか昼休憩の終わりの予備鈴。

 別れ際、自然とSNSアプリで連絡交換をした。

 僕の友だちリストに空以外の友人が登録された。

 教室までの帰り道に途中になっていたパンを一気食いしたら、喉に詰まって死ぬんじゃないかと思った。

 パンの一気食いはあかん。気をつけよ。

 

 今日の最後を知らせるチャイム。

 長かった。入学から二日しか経ってないのに、何なら昨日は半日寝てただけなのに、一週間フルに活動したような焦燥感。

 やったぞスナオ、明日は土曜日だ、お疲れ様。そう心の中で自分を褒め、荷物をまとめる。

 教室は明日の休みを誰と過ごそうかと浮き足立ったやつらの会話で濁っている。

 その中を忍びの如く一人抜け出す。

 明日の古着屋巡りのため、今日はコーデチェック、そして買い物リスト作成が待っているのだ。

 僕はこの後の方が忙しいのだ、さらば1年C組の諸君。

 「ヒービノくん」

 またしても、扉を出たところで声をかけられた。

 いやもう今日は終了っすよ、わかります?今日は金曜日、ノー残業デーですよ、本当。

 また来週にしてください。来週ならちゃんと返事しますから。

 あれ、社会人ってこんな感じなのかな。週末ギリギリで仕事押し付けられて、結局休みが潰れるとか、よくあることなのでしょうか?

 振り返るとハルちゃんの姿。

 「あれ?ハルちゃん、どしたん?」

 てか、スナオじゃなくてヒビノくんて言ったよね?それはそれで新鮮ですけど、ちょっと距離感あって寂しいっす。

 そう思った瞬間、僕とハルちゃんの間を割って入る人物。

 おい、僕とハルちゃんの聖域に入るんじゃない、何様だ?

 「おーい、ヒビノくん、また無視するのか?」

 ハルちゃんしか見てなかったから視点が定まらない。

 改めて見ると、あれま、これまた超美人が間に立ってるじゃないですか、芸能人か何かですか?

 「え、あ、あっと、え、えっと」

 めちゃ焦りすぎて挙動不審になってしまう。

 そりゃそうなるでしょ、ただでさえ人見知りな上に、こんな美人が声かけてくるんだもの。

 いや、よく見たらこの人知ってる人だ。うん、美人先輩だ。

 「スナオー、昨日助けてもらったのってこの人でしょ?」

 ハルちゃんが小悪魔的な笑顔で紹介するこの人は、まさしく美人先輩。

 まさかハルちゃんの知り合いだったとは、いやぁ世間って狭いですね。

 「そうっす、あ、あの、…昨日はありがとうございました。あとポカリ、も」

 美人だからということではない。ただ単純に人見知りが激しいだけ。

 ちゃんとお礼の気持ち伝えたいのに、うまく伝えられた気がしない。情けない。

 もっとちゃんとありがとうを伝えたいのに、自分自身のコミュ力、ボキャブラリのなさよ。

 「いいよ、いいよ、大事にならなくてよかったよー」

 美人先輩はとても優しい笑顔で返してくれた。

 「…あの、また改めてお礼、を」

 「そんな、いいよいいよ、その代わりさ、私にも連絡先教えてよ、ハルとは交換したんでしょ?」

 スマホ片手に、笑顔見せてくるとか。何、めちゃ可愛い。反則でしょそれ。

 美人先輩が詐欺師なら男子100%騙されますよ。

 てかハルちゃん、ハルちゃんだから連絡先教えただけであって、他の人と連絡先交換するつもりはないです。

 「全然いいですよ、ってか、まさかドッキリとか?」

 あれ、心とは裏腹に、瞬時にOKの返事しちゃってた、美人先輩には勝てない。

 それ以前に僕って詐欺に引っかかりやすい体質かもね?

 「あはは、ヒビノくん面白いね、ドッキリじゃないから安心してー」

 「スナオ、素直じゃないねー、相変わらずだねー」

 美人2人が笑い合ってる。何だかとても神聖なものを見ているようで、心の中でありがとうを連発してしまった。

 「ドッキリじゃなかったとしても、美人2人が野暮な1年を新興宗教に勧誘してるみたいでしょ、コレ」

 また2人で笑い合ってるよ、本当尊すぎる。ありがとう。

 「スナオー、一個訂正、キミかなりイケてるから」

 ハルちゃんのイケてる発言、それは何、男として?それとも面白い後輩として?

 うん後者ですよね。とりあえず愛想笑いしておこう。

 「そすか、あざす」

 「反応薄っ、もっと自信もーてー」

 うわ、頭ぐしゃぐしゃすんな、みんな見てるだろうよ。まあハルちゃんだから許せちゃうけど。

 とりあえず、これ以上目立ちたくないので、ささっと連絡先交換。QRコード読み取って完了。

 「ありがとね!」

 美人先輩の笑顔がクリーンヒット。もう倒れていいすか。

 「スンマセン、また改めて」

 なかば逃げるような形でその場を去ってしまった。

 助けていただいた恩人なのに、本当にごめんなさい。

 家までの緩やかな下り坂をいつも以上に早足で歩いただけではない、この心拍数。

 玄関の前、自分を落ち着かせるためにも、いつも通り「ただいま」と言ってから家に入る。

 それでもまだ通常の心拍数には戻らず、ローファーは脱ぎっぱなしのまま、自室へ駆け上り、勢いよくベッドに埋もれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

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