ダロサン7最終話
ダロサン7最終話
日本政府が宣戦布告した直後。
中国共産党通称チャイナ7は、政権を台湾政府に委譲すると発表した。
台湾総統は、臨時首相に着任し6ヶ月以内に民主的選挙を行うと宣言。新中国国家連邦の郭氏が立候補を表明。
人民解放軍は台湾総統の指揮下に入る事を約束し、すべての作戦を停止した。
一部従わない部隊と、アメリカ、イギリス、フランス、インド、オーストラリア、日本合同軍の戦闘が続いている。
日本各地が戦場となり。主要都市は廃墟と化し、高山内閣は総辞職。自民党は民意を失い、ジャパンファーストを謳う日本第一党が人気をはくしている。
岐阜市鷺山小学校の近くに有る結婚式場で、真綾はウエディングドレスを着ていた。
「芳村ぁ。綺麗」
日南子が羨ましそうに言った。
「ありがと。日南子」
「まさか自衛隊に入るとは思わなかった」
「成り行きだけどね」
「いきなり少尉なんでしょ?」
「大佐は、本当に大佐になったしね」
ドアが開いた。
振り向くと、白い佐官の正装で下垣内大佐が入ってきた。
「少尉。よし綺麗だ。防衛省長官が到着された。出撃準備は?」
「完了です」
二人は笑い、下垣内はメイクが崩れないように。
マアヤを抱きしめた。
完結